今日のみ言葉【No.3142】(2023年 7月28日)「神の与え方(3)」

「また、舌のようなものが、炎のように分れて現れ、ひとりびとりの上にとどまった。すると、一同は聖霊に満たされ、御霊が語らせるままに、いろいろの他国の言葉で語り出した」(使徒2:3-4)

天の父はなおさら、求めて来る者に聖霊を下さらないことがあろうか」。
(ルカ11:13)

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神は求める者に、その人が求めている以上のものを与えようとなさいます。

それは神の霊である聖霊です。

「天の父はなおさら、求めて来る者に聖霊を下さらないことがあろうか」
(ルカ11:13)

そのようなことを聞くと、

「は?私は聖霊など求めておりませんし、聖霊が良いか悪いか体験したこともございません」

と言ったり、

「聖霊とは何者か?」

と訝(いぶか)しがる方もおられるでしょう。

たとえそうであっても、天の父なる神様は求めてくる者に対して聖霊を与えようとされる御方なのです。

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人間が考え出す神様の姿や、人間の願望の先に投影された偶像としての神は数え切れないほどあります。

しかし、イエス・キリストが明かされた天の父なる神様の真の姿とは、人間に求められることを願い、与えようという思いにあふれ、しかも最も良いものを与える神です。

この神の与え方を知らないと、最も良いものが与えられているのに、

「それは自分が注文したものと違う」

と思って、人は聖霊を無視し、投げ捨ててしまい、最善以下のものに目を向け続けます。

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天の父なる神がなぜ聖霊を与えようとされるのかという理由があります。

聖霊は神の御心をわからせて下さる御方だからです。

「いったい、人間の思いは、その内にある人間の霊以外に、だれが知っていようか。それと同じように神の思いも、神の御霊以外には、知るものはない」
(第1コリント2:11)

神の御心とは、求められることを喜ぶ心です。

「わたしはわたしを求めなかった者に問われることを喜び、わたしを尋ねなかった者に見いだされることを喜んだ。わたしはわが名を呼ばなかった国民に言った、『わたしはここにいる、わたしはここにいる』と」
(イザヤ65:1)

そして、与えることを喜ぶ心です。

「ギベオンで主は夜の夢にソロモンに現れて言われた、『あなたに何を与えようか、求めなさい』」
(列王紀上3:5)

この神の心がわかり、神との父子関係が成り立つことが最上の贈り物なのです。

キリスト教の救いとは欲しいものが全部与えられ、物欲が満たされることではありません。

また、永遠の命が与えられて、自分の存在が保証される安心感でもありません。

神が与える最高のものは、神との親子関係、神との正しい関係が結ばれることです。

そのための

「求めて来る者に聖霊を下さらないことがあろうか」
(ルカ11:13)

ということなのです。

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神が与える良いものを素直に受け取る今日として参りましょう。

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