今日のみ言葉【No.1462】(2017年 1月30日) 062 「バプテスマのヨハネの二人の弟子とシモン」(1)

「見よ、神の小羊」。そのふたりの弟子は、ヨハネがそう言うのを聞いて、イエスについて行った。
(ヨハネ1:36-37)

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「井の中の蛙大海を知らず」という諺があります。

自分の周りの狭い世界だけが全てだと思い込んでいるという否定的な意味で使われることが多いのですが、その世界しか知らなければ、案外蛙は幸せなのです。

しかし、もっと広い世界を知っている師は、弟子たちにそれを求める心を起こさせなければなりません。

師の務めは弟子を成長させることだからです。

バプテスマのヨハネはそれができる良き師でした。

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バプテスマのヨハネにもたくさんの弟子たちがいましたが、そのうちの二人の弟子たちが師であるヨハネを離れて、イエス様の方について行きました。

「『見よ、神の小羊』。そのふたりの弟子は、ヨハネがそう言うのを聞いて、イエスについて行った。」
(ヨハネ1:36-37)

バプテスマのヨハネのヨハネは、自分の弟子をあくまでも自分に引き留めておこうとするのではなく、

「わたしのあとに来るかたは、わたしよりもすぐれたかたである。」
(ヨハネ1:30)

とあるように、自分よりもすぐれたかたに結びつけようとしています。

彼は自分よりも弟子たちのことを考えている良き師であったわけです。

その指導のもとで育った彼らは、キリストとの出会いをきっかけとして、見事に巣立っていくことができました。

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飛び立っていけるのは、送り出してもらえるから。

そのことを覚える今日の一日として参りましょう。

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