今日のみ言葉【No.556】(2013年 4月27日)

あなたがたは、先祖の神、主が、あなたがたに与えられた地を取りに行くのを、いつまで怠っているのですか。
(ヨシュア記18:3)

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もしあなたが

「1ヶ月後に転勤・引っ越し」

という辞令をもらったとしたら、どんな気持ちになるでしょう?

「片づけだ。捨てるチャンス!そして新しい出会い!ワクワク!」と心踊る方がおられるでしょう。

あるいは、

「家探し、引越しの段取り、ご近所への挨拶回り、役所・学校関係の手続き…。あー、やることいっぱい、頭が痛い!」と否定的反応が出てくる方もおられることでしょう。

この世は前者の前向き反応の人を優遇します。

そして後者の後ろ向き反応が出てこないように抑え込もうとします。

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さて、聖書はどうなのでしょうか?

今日の聖句では、

「あなたがたは、先祖の神、主が、あなたがたに与えられた地を取りに行くのを、いつまで怠っているのですか。」

と、引っ越しに消極的な人々を叱咤激励しているようです。

カレブのように自分から申し出て土地を獲得しようとする強者もいましたが、今日の聖句のように、土地が与えられても尻込みする部族もいたのです。

新しいことに挑戦することを喜びと感じる人と、未知のことに恐ろしさを感じる人との違いです。

古代イスラエルの民が皆勇者ではありませんでした。

祝福を得るには、その過程で戦いを経験しなければなりません。

そのつらさや犠牲を思う時に、一歩も二歩も後ずさりをする部族が7つもあったのです。

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この民に対して、ヨシュアは次のように接しました。

「部族ごとに三人ずつを出しなさい。わたしはその人々をつかわしましょう。彼らは立っていって、その地を行き巡り、おのおのの嗣業のために、それを図面にして、わたしのところへ持ってこなければならない。」
(ヨシュア記18:4)

彼は「今すぐ戦いに行け!」、と尻をたたくことはしませんでした。

調査せよ、と告げたのです。

最初の一歩を踏み出しやすいものにしたのです。

いきなり戦うことが彼らにとって到底無理なことであっても、調査ならできるかもしれません。

戦いは全員参加で一致団結しなければできませんが、調べに行く人は全員でなく、部族の中のたった3名です。

しかもヨシュアが出した課題は、その土地の図面を提出することだけです。

これなら身の危険もなく、やれそうです。

ヨシュアは、自分たちにできることから始めさせたのです。

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チャレンジすれば必ずその向こうの祝福が得られる、と頭で分かっていても、踏み出す前の人には真の意味では分かっていないのです。

ですから、神様は何かの形で、まず踏み出すことを私たちに促されます。

今日あなたにできることは何でしょうか?

大きなことではなく、自分ができる小さな事です。

その一歩を踏み出した時に、次の踏み出すべき一歩が見えてきます。

「あなたのみ言葉はわが足のともしび、わが道の光です。」
(詩篇119:105)

神の光はサーチライトのように遠くまで照らす光ではありません。

ともしび、ランプですから、足下の一歩先を照らす光です。

先が見えないからと言って動かないでいては、その光を持っている意味がありません。

一歩先まで見えているととるか、一歩先しか見えないととるか、ここが人生の分かれ道であり正念場です。

2歩目は、1歩踏み出した人にだけ見えるのです。

あなたの勇気ある一歩を、神は祝福されます。

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与えられている恵みの光の中で、あなたが踏み出せる一歩を進めて参りましょう。

神は次の一歩を示して下さいます。