今日のみ言葉【No.2995】(2023年 1月24日)「あなたがたの味方(1)」
するとヨハネが答えて言った、「先生、わたしたちはある人があなたの名を使って悪霊を追い出しているのを見ましたが、その人はわたしたちの仲間でないので、やめさせました」。
(ルカ9:49)
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小学校で遠足の説明の時間、
「先生、バナナはおやつですか果物ですか?」
と質問した子がいました。
これに対して、植物学的見地から論理的説明をする先生はいません。
この子の背後にある、言葉になっていない思いがわかるからです。
「おやつ代300円からバナナ代を引かなければならないと心配しているのかな」
「バナナが好きで持って行きたいと願っているのかな」
先生はその場に適した、その子にピッタリ合う答えを言って下さるでしょう。
ルカ9:49-50は、そのような弟子と先生のやりとりと言えそうな箇所です。
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前回の御言葉メールは、イエス様の名によって幼な子を受け入れよ、という内容でした。
通常、イエス様の教えに一番最初に反応する弟子はペテロなのですが、今回はヨハネが敏感に反応しています。
彼の心の中に不安が起きたのです。
現実的に幼な子を受け入れるには、自分たち大人側が寛容になって譲らなければなりません。
ヨハネはこの点に気づいて、
「イエス様、誰にでもですか?例外があるのではないですか?」
という思いを込めて、
「するとヨハネが答えて言った」
(ルカ9:49)
となったのです。
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そこでヨハネは、
「先生、わたしたちはある人があなたの名を使って悪霊を追い出しているのを見ましたが、その人はわたしたちの仲間でないので、やめさせました」
(ルカ9:49)
という例を出しました。
彼の基準は、わたしたちの仲間かどうか、です。
イエス様の名を唱えているかどうかが大事なのに、彼は自分たちの仲間なら受け入れてもいいが、同じグループでない人たちは受け入れなくてもいいと考えていたようです。
ここで気づくべきことは、ヨハネが拒絶した人々は同じクリスチャンだったということです。
「あなたの名を使って悪霊を追い出している」
(ルカ9:49)
のですから、イエス様を信じていなければこんなことはできません。
しかも、弟子たちは悪霊を追い出せなかったのに、このグループの人たちはできています。
つまり、十二弟子より祈りも信仰も深い人々だったのです。
しかし、ヨハネは自分たちこそイエス様の直弟子で一番偉いと思っているのですから、他者が自分たちより抜きん出ていることは認められません。
それで、
「やめさせました」
(ルカ9:49)
という強硬手段に打って出たわけです。
ヨハネは大変な誤解をしていました。
このような人に対して、イエス様はどのような態度を取られたのでしょう?
以下、次回に続きます。
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人を受け入れる「寛容」について思いを巡らす一日として参りましょう。
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