今日のみ言葉【No.2876】(2022年 8月10日)「アブラハム契約の締結(6)」
彼はこれらをみな連れてきて、二つに裂き、裂いたものを互に向かい合わせて置いた。ただし、鳥は裂かなかった。
(創世記15:10)
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子供の頃、小指と小指を絡ませて
「指切りげんまん嘘ついたら針千本飲ます」
と無邪気に言い合っていた思い出を持つ人がおられるでしょう。
文字通りに取れば、指を切って、拳万(げんまん)は拳で1万回殴るということで、約束を破ったら裁縫針を千本飲まされる罰が待っています。
約束はきちんと守らなければならないことを、子供心にうっすらと覚えたものです。
アブラムと神が結んだ契約は最上級の契約であり、違反した場合は相当の償いをしなければならないものでした。
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いよいよ正式に神とアブラムの契約が締結されます。
神はその当時の文化、風習に則り、その時代の契約の仕方をなさいました。
契約は4種類あり、軽度なものから挙げると以下のようになります。
(1)手の契約…握手をするか腰を打つ。
(2)靴の契約…靴を交換する。靴を返却したら契約は終了。
(3)塩の契約…相手の塩袋からひとつまみの塩を取り、それを自分の塩袋に入れます。靴とは違い、その塩は返却不能です。元に戻らない分、重大な契約となります。
そして、4番目が最上級の「血の契約」です。
アブラムは、雌牛、雌やぎ、雄羊、山ばと、家ばとのひな、の5種類の動物を準備し、
「彼はこれらをみな連れてきて、二つに裂き、裂いたものを互に向かい合わせて置いた。ただし、鳥は裂かなかった」
(創世記15:10)
というようにしました。
契約を結ぶ双方がその間を歩いて契約成立です。
二つに裂いたということは、その動物を殺し、血を流したということです。
血の中には命があると考えられていたので、もしこの契約を破るようなことがあれば、命をもって償うこととなります。
ここまでで準備完了。
あとは神とアブラムが二つに裂いた犠牲の動物の間を通れば、無事契約は締結されます。
ところが、創世記15章を読むと、アブラムは通らないままで終わっています。
本当ですか?
本当です。
ご自分の目で確かめてください。
それでは契約が結ばれていないことになるのではないでしょうか?
ここにアブラハム契約の本質が現れています。
以下、次回以降に続きます。
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神は周到な準備をもって恵みの計画を結ぼうとされています。
私たちはわからないところを通されますが、まずわかるところで精一杯準備させていただき、神の采配を待つ今日として参りましょう。
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