今日のみ言葉【No.2722】(2022年 1月17日)「キリスト教イロハ(210)『コリント人への第2の手紙』」

わたしたちは、四方から患難を受けても窮しない。途方にくれても行き詰まらない。
(第2コリント4:8)

——————

ある教会で「パウロ 愛と赦しの物語」のDVD上映会がありました。

見終わった後、厳しい顔で牧師がこう言いました。

「皆さん、この作品には重大な間違いがあります」

人々は何のことかと思って息をひそめていると、牧師はニヤリと笑ってこう言いました。

「パウロはこんなにイケメンではありません!」

一同、ドッと笑ったということです。

私たちが想像しやすいパウロは、長身で筋骨たくましい雄弁な美男子ですが、伝説によれば、パウロは背が低く、猫背で、眼病を患っていたので目の周りには絶えず目やにがあり、雄弁というよりボソボソと話す人だったようです。

しかし、そのパウロを通して人々が救われていったということは、神の真実は外見によって伝わるのではないことがわかります。

パウロが言葉で伝える内容と、彼自身、その通りに生きている生き方が示されることによって、神の真理が伝わっていったのです。

-*-*-*-*-*-*-

コリント人への第2の手紙は、パウロが第1の手紙を出した1年半後に、マケドニアにおいて書かれました。

当時、コリント教会ではパウロに対する様々な批判が渦巻いていました。

彼はイエスの本当の弟子ではないとか、大したことのない男だと言う人がいたのです。

「人は言う、『彼の手紙は重味があって力強いが、会って見ると外見は弱々しく、話はつまらない』」
(第2コリント10:10)

従って、第2の手紙の内容は、挨拶から始まりますが、すぐに

(1)パウロの使徒としての確信(1章〜7章)

(2)献金の問題(8章〜9章)

(3)使徒職の弁明(10章〜13章)

となっています。

-*-*-*-*-*-*-

パウロはこのような批判に遭った時、使徒職の正当性を生活態度で示しています。

いかにキリストのゆえに苦難を受けたか。

「むち打たれることにも、入獄にも、騒乱にも、労苦にも、徹夜にも、飢餓にも」
(第2コリント6:5)

しかし、キリストにある希望ゆえに

「わたしたちは、四方から患難を受けても窮しない。途方にくれても行き詰まらない」
(第2コリント4:8)

という生き方を実際に示し、神のしもべとして生きたのです。

-*-*-*-*-*-*-

使徒パウロが伝えた神の真理をいただいて、今日も信仰の歩みを進めて参りましょう。

-*-*-*-*-*-*-
-*-*-*-*-*-*-

□ ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ □
■メールマガジン「今日のみ言葉」
■発行責任者:山形ジョイフルチャーチ 丸山芳浩
■ご意見ご感想は、 maruyama@mikotoba.org までどうぞ
■Webサイト mikotoba.org
■Youtube 丸山芳浩師 メッセージチャンネル
www.youtube.com/channel/UCXkISdmuTWhsbW1i4DNey6w

■御言葉メールの申込、停止は全て自動でなされます。下記メールアドレスに件名も本文も無い空メールを送信して下さい。

☆御言葉メールをお申し込みになりたい方は
reg@mikotoba.org
(仮登録メールが送られますので、その中のリンクをクリックして本登録となります)

★御言葉メールを停止したい方は
del@mikotoba.org