今日のみ言葉【No.2662】(2021年10月25日)「キリスト教イロハ(190)『ダニエル書』」
「たといそうでなくても、王よ、ご承知ください。わたしたちはあなたの神々に仕えず、またあなたの立てた金の像を拝みません」
(ダニエル3:18)
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山形弁研究家としても知られるタレントのダニエル・カールさんや、映画「ハリー・ポッター」の主役を演じたダニエル・ラドクリフさん等、ダニエルという名前は英語圏でよく聞く名前です。
これが聖書のダニエル書を由来とした名前であることは明白でしょう。
さて、ダニエル書とはどんな書なのでしょうか。
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ダニエル書は「黙示(もくし)」という文学的表現を使って書き表された書ですので、少しこれについて説明します。
黙示とは「ベールを取ること」、「顕現する」という意味です。
黙示文学は迫害を受けているユダヤ人を励ます意図を持って書かれています。
神が近い将来、彼らの敵を滅ぼし、神に忠実なしもべたちに対しては、神の義の国において栄誉をもたらす事を約束します。
このような使信を敵に悟られるぬように「こっそりと」伝えるためには、どうしてもベールをつけた表現にならざるを得なかったわけです。
暗号にはそれを解く鍵があるように、ダニエル書もその「鍵」を知っている者は解き明かしができますが、事前の学習がなく、いきなり読んでもよくわからないというのが本当のところです。
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ダニエル書はそのような黙示的表現を取りつつ、個人であれ国家であれ、その最終決定者は神であることを教えています。
ダニエルとは紀元前600年頃に実在した人物で、その記録が現在のような形に紀元前2世紀頃まとめられました。
本書の内容は、
(1)ダニエルの生涯(1〜6章)
「ダニエルとその3人の友に関する6つの物語」
(2)ダニエルの生涯(7〜12章)
「夢と3つの幻」
となっています。
彼の信仰は堅く、
「たといそうでなくても、王よ、ご承知ください。わたしたちはあなたの神々に仕えず、またあなたの立てた金の像を拝みません」
(ダニエル3:18)
の言葉に代表されるように、神は必ず守って下さり、たとえそうでなくても、神以外のものは礼拝しないとしています。
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ダニエルの信仰に触れ、希望をいただく今日として参りましょう。
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