今日のみ言葉【No.2637】(2021年 9月25日)「すべて添えて与えられる」
まず神の国と神の義とを求めなさい。
（マタイ6:33）
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日本古来の扇子（せんす）というものがあります。
扇子は要となる部分がしっかりしていると、自由自在に開いたり閉じたりできますが、ここがユルユルだと使いものになりません。
人生の要となる部分は、神を第一とすることだと聖書は述べています。
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人は人生の要となる部分を探しながら生きています。
一度きりの人生で、最も重要だと思うものを先に手がけようとするのです。
たとえば、おいしいものを食べる、海にも行く、山にも行く、恋をする、結婚をしてみる…。
しかし、何かもう一つ人生の確信が得られないとするならば、それは扇子の要の部分が違っているからです。
聖書は
「まず神の国と神の義とを求めなさい」
（マタイ6:33）
と教えています。
するとどうなるのでしょう？
「そうすれば、これらのものは、すべて添えて与えられるであろう」
（マタイ6:33）
と約束されています。
必要なものは「すべて添えて与えられる」のです。
これは、「棚からぼた餅」的に天から降ってくるのを待てということではありません。
試練や困難に耐え、それを乗り越える力があなたの内にすでに備えられていて、それが発揮されていくのです。
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具体的には神との対話、つまり、祈りを繰り返しながら神の御心を求め、実行する生き方です。
教会に来て、目を閉じ、静かに祈るだけが祈りではありません。
道を歩いていようが、木の上に登ろうが、台所にいようと、祈りつつ生きるのです。
祈りながら商売をする、祈りながら勉強をする、祈りながら子育てをする。
そのように生きていると、人を通して、身近な出来事を通して、聖書の御言葉を通して、神の意志が伝わってくるのです。
何を見つめ、何を心の中心に置くかが非常に大事です。
なぜなら、あなたは関心のあるものから影響を受け、徐々にそれに似てくるからです。
あなたがテレビばかり見ていれば、テレビに影響を受け、そこで語られていることを誰か他の人に話していることにお気づきでしょう。
ですから、
「まず神の国と神の義とを求めなさい」
（マタイ6:33）
に徹して生きることです。
すると、枝葉の部分に惑わされることがなくなり、人生の本質の部分だけを手がけることができるようになるのです。
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扇の要の部分をしっかりと入れ直し、すべて添えて与えられる人生を今日も歩んで参りましょう。
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