今日のみ言葉【No.2628】(2021年 9月13日)「キリスト教イロハ(180)『エステル記』」

Esther Denouncing Haman by Ernest Normand

「あなたがこの国に迎えられたのは、このような時のためでなかったとだれが知りましょう」
(エステル記4:14)

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聖書の中で女性が主人公で、書名にもなっているのは、「ルツ記」と「エステル記」の2つだけです。

エステルはイスラエルの地ではなく、異国ペルシャの地で王の妃(きさき)となり、神のしもべとして命がけの働きをしました。

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ユダヤ人女性エステルは、紀元前478年頃、ペルシャのアハシュエロス王の妃として選ばれました。

後にユダヤ人が迫害に遭い、民族全体が虐殺されそうな危機に瀕した時、彼女の信仰によって彼らは滅亡から救われます。

この劇的なストーリーを記しているのがエステル記です。

その内容は

(1)エステルが王妃に選ばれる(1〜2章)

(2)ハマンの謀略(3〜5章)

(3)ユダヤ人の解放(6〜10章)

となっています。

エステル記が書かれた目的は二つあり、まず第一に、プリムの祭りの起源を説明することです。

もう一つは信仰的な立場で、エステル王妃と、そのいとこであり養父でもあるモルデカイの出来事を通して働く神の摂理を表すためです。

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エステルは、

「このおとめは美しく、かわいらしかった」
(エステル記2:7)

とありますから、相当の美貌の持ち主だったことでしょう。

その美しさゆえに王は彼女を妻として迎えたわけですが、表面上はそうであっても、実は背後に神の御手が働いていたと聖書は述べています。

「あなたがこの国に迎えられたのは、このような時のためでなかったとだれが知りましょう」
(エステル記4:14)

神は将来起こるユダヤ民族抹殺の計画をご存知で、その時に備えて、彼女が王妃となる道を開いておられたということです。

エステル記では、神の見えざる手があり、それが神を信じる者たちの上にどのように働くのかが明らかにされています。

ただし、そのためにはエステルの信仰による決断が必要でした。

「わたしは法律にそむくことですが王のもとへ行きます。わたしがもし死なねばならないのなら、死にます」
(エステル記4:16)

彼女の命を賭けた信仰の行為がどのような結果を生んだかは、エステル記を読み、ご自分の目で確かめて下さい。

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信じた道を一歩でも進む今日として参りましょう。

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