今日のみ言葉【No.2608】(2021年 8月20日)「取税人レビ(マタイ)の召命(3)」

それから、レビは自分の家で、イエスのために盛大な宴会を催したが、取税人やそのほか大ぜいの人々が、共に食卓に着いていた。
(ルカ5:29)

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日本の安倍首相とアメリカのトランプ大統領が首脳会談をする時、必ずゴルフに出かけました。

国際政治に無頓着な私は、「息抜きも必要だろうなあ」くらいにしか思っていませんでしたが、実は国の安全保障対策として重要な意味を持っていたと後に安倍氏は語っています。

つまり、

「世界最強の国アメリカとこれだけ仲良くしている日本に攻撃を加えたとしたら、どうなるかわかっていますよね?」

というアピールを全世界にしていたというわけです。

誰と一緒にいるか。

これが人生の行き先を決めます。

取税人レビはイエス・キリストと共に生きる決心をし、回心のお祝いを催しました。

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レビは嬉しかったのです。

あのイエス様がわざわざ収税所に来られ、自分に関心を持ち、そして「わたしに従ってきなさい」と招いて下さった…。

その招きに応えたレビは、取税人としての収入を一切あきらめ、弟子として従う決心をしました。

彼の価値観の転換は次の一句で明らかになっています。

「それから、レビは自分の家で、イエスのために盛大な宴会を催した」
(ルカ5:29)

もはや富をたくわえることに汲々としていた人生は色あせ、何の魅力も感じられません。

それまでは

「こんな飲み食いにお金を使っても無駄だ」

と考えていたであろう彼でしたが、自分を守るはずのお金の意味が失せ、命の主であるイエス様と共に生きることのほうが何倍も、いいえ、すべてに優ることだと確信したのです。

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ところで、この宴会に来たのはどんな人たちだったでしょう。

「取税人やそのほか大ぜいの人々が、共に食卓に着いていた」
(ルカ5:29)

とあります。

これだけを見ると彼の交友範囲は広かったように思いますが、マルコによる福音書の並行箇所を見ると、

「多くの取税人や罪人たちも、イエスや弟子たちと共にその席に着いていた」
(マルコ2:15)

とあります。

ここで罪人とは遊女の婉曲的表現です。

つまり、彼の人間関係は、仕事つながりの同業者と、お客様として行った先の女性たちに限られていたということです。

レビの人生は限定された人間関係の中で行われていましたが、イエス様に従った後は、様々な人との出会いがあり、感動があり、神の栄光を拝する人生となりました。

それはマタイによる福音書を読めばわかります。

彼の命は、自分を養うことのみのところから、全人類に神の祝福を与える器として用いられるようになったのです。

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人生いかに生きるかを考えることも大事ですが、誰と共に生きるかのほうが大事なのではないでしょうか。

あなたが今日もイエス・キリストと共に歩まれますように…。

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