今日のみ言葉【No.2575】(2021年 6月30日)「神はとこしえにわが心の力」
わが身とわが心とは衰える。しかし神はとこしえにわが心の力、わが嗣業である。
(詩篇73:26)
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20代の頃は食べればすぐ元気になりましたが、60代の今は食べることは労働だと感じます。
胃腸の消化吸収力が年齢に見合ったものになっているからでしょう。
しかし、今日の聖句を見ると、神と共にいればその力によってまたバンバン食べられるようになるとも思えますが、どうなのでしょう?
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聖書のある部分だけを単独で取り上げて解釈すると、このような勘違いをすることがあります。
詩篇73篇は、悪しき者が栄える現実を見て信仰が弱った人が書いたものです。
しかし、彼は長い生涯を振り返り、悪が栄えるのは一時的であり、神は神に信頼する者に恵み深いとの信仰告白に達します。
「神は正しい者にむかい、心の清い者にむかって、まことに恵みふかい」
(詩篇73:1)
ですから、
「わが身とわが心とは衰える」
(詩篇73:26)
とは食欲が落ちたことを言うのではなく、どんなにまじめに神を信じていても報われず、祈っても祈ってもその通りにならず、逆に神を無視して生きている人々のほうが楽にスイスイと生き、思い通りに自己実現の人生を達成しているのを見て、
「あちらの生き方のほうが正しいのではないか?私は間違っているのではないか?」
と迷って、しばらくがっかりしている状態なのです。
詩篇の記者は直後にこう答えます。
「しかし神はとこしえにわが心の力、わが嗣業である」
(詩篇73:26)
嗣業(しぎょう)とは神から受け継いだものを意味します。
わが身とわが心とは揺さぶられ、衰えても、神を信じる者には神様から心の力が与えられます。
その恵みゆえに、私たちはクリスチャン生活を続けていくことができるのです。
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ハーベスト・タイム・ミニストリーズの中川健一師は、かつて日本マクドナルド社に勤めていましたが、神の召命を受け、退社の意向を社長に伝えました。
カリスマ経営者として有名な藤田田(ふじた でん)社長から
「たとえ君が1000年生きて伝道しても日本はキリスト教国にはならん。君はハンバーガーを売りたまえ!」
と一喝されましたが、決心は変わらず、29歳で神学校に入り、伝道者の道を歩み始めました。
さて、何年か経ち、牧師駆け出しの頃、地下鉄の駅の構内でかつての同僚とばったり出会いました。
ちょうど会社が株式上場をした直後のことで、その人の財が巨額に上ることが話の中でわかりました。
中川師はその時
「僕があの時会社に残っていたら、今どれだけのお金を持っていただろうか」
と思わず計算し、現在の状況と照らし合わせ、心が揺さぶられました。
その間、約2〜3分。
しかし、キリストの救いを伝え、永遠の命に人を導く伝道者の仕事にまさるものはない、と思い返し、その人とは別れたそうです。
誰でも
「自分はこれで良かったのか」
と心が揺らされることはあります。
しかし、
「わが身とわが心とは衰える。しかし神はとこしえにわが心の力、わが嗣業である」
(詩篇73:26)
の御言葉は真実であることを必ず体験するのです。
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心揺らぐ中で、神の平安を受け継ぐ者とさせていただきましょう。
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