今日のみ言葉【No.2554】(2021年 6月 5日)「知恵の道」

山形新幹線「つばさ」(高畠〜赤湯間。引用:Railstation.net)

あなたが歩くとき、その歩みは妨げられず、走る時にも、つまずくことはない。
(箴言4:12)

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新幹線はなぜ時速300キロもの速さを出せるのでしょうか?

それは線路の上を走っているからです。

決められたレールの上だからこそ自分の全能力が遺憾無く発揮できるのであって、新幹線に普通の道路を走れと命じたなら悲惨な状況になることは間違いありません。

今日の聖句にはその辺りの含みがあります。

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今日のような聖書箇所は、人を励ます時によく使われます。

何か事業を始める時、宣教師を遣わす時等、新しい環境に身を投ずる人を力づけてあげようとする動機は素晴らしいと言えます。

しかし、御言葉を単独で用いる時には弊害が出やすいのです。

その聖書箇所が語られている文脈を見ないで、自分たちの成功を保証する面だけを切り取って見ようとするからです。

今日の聖句にも1節からの文脈という流れがあります。

直前の11節は前置きです。

「わたしは知恵の道をあなたに教え、正しい道筋にあなたを導いた」
(箴言4:11)

知恵の道という線路を敷いたというのです。

このレールの上なら

「あなたが歩くとき、その歩みは妨げられず、走る時にも、つまずくことはない」
(箴言4:12)

ということが約束されます。

「あなたは何をやっても大丈夫。繁栄し、成功する」

ということではないのです。

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知恵の道を歩むということは、自分を制限することにつながります。

新幹線は自分をレールの上に限定しているからこそ、その実力を発揮できます。

また、好きなものを食べていたらダイエットできていた、などということはありません。

甘いものを控え、定期的な運動をすることで体脂肪や内臓脂肪が落ち、それに加えてタンパク質を意識して摂取することで健全なダイエットがなされるように、成功と繁栄を目指すなら自分を制限しなければなりません。

ここで、知恵の道を用意したのは「父」だということを忘れてはなりません。

箴言第4章の冒頭に、

「子供らよ、父の教を聞き、悟りを得るために耳を傾けよ」
(箴言4:1)

と、この制限を加えているのは父であると明記されています。

父は子を愛します。

あなたが無制限の自由を満喫しようとする時、そうではなく制限された範囲内でその自由を使い、知恵の道というレールに自分自身を限定して走れと命ぜられている背後に、父の大きな愛があることに気づきましょう。

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父なる神の愛が「知恵の道」として私たちに差し出されています。

そのレールの上に自分を載せ、神の道を歩む今日でありますように…。

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Posted by maruyama