今日のみ言葉【No.312】(2012年 5月22日)
それにもかかわらず、ふたりは長い期間をそこで過ごして、大胆に主のことを語った。主は、彼らの手によってしるしと奇跡とを行わせ、そのめぐみの言葉をあかしされた。
(使徒14:3)
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今日の聖句の
「それにもかかわらず」
というのは、
「信じなかったユダヤ人たちは異邦人たちをそそのかして、兄弟たちに対して悪意をいだかせた。」
という状況にもかかわらず、ということです。
福音が語られる所では、当然のことながら信じる者と信じない者との二つに分かれます。
反対派の妨害がある中で自分の信じる福音を伝えることは大変なことだったでしょう。
しかし使徒たちは、
「大胆に主のことを語った」
のです。
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大胆に主の言葉を語ると、
「主は、彼らの手によってしるしと奇跡とを行わせ、そのめぐみの言葉をあかしされた」
とあるように、神が働いて下さいます。
私たち人間の伝え方の上手下手、才能の有る無しによるのではありません。
それは人間の思いと力とを越えて、神様がその恵みの言葉を証ししてくださるのです。
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チャペルタイムの後、とても前向きな主婦の方が私に声をかけて下さいました。
「人間万事 塞翁が馬、と言いますものね。悪いことも良いように解釈して前向きに生きる。キリスト教も世間と同じ事を言ってますね。」
私は、
「いやいや、そういうことではない。聖書では…」
とあれこれ説明を始めましたが、前向き積極的生き方を実践しておられる彼女には歯が立ちませんでした。
行き詰まった私に、神様が
「復活のことを語れ」
とささやいて下さいました。
私は
「この理論的な方に復活なんて…」
と心の内で一瞬ためらいましたが、思い切って言ってみました。
「○○さん、世の中の積極的思考法とキリスト教の最大の違いは、復活の事実です。死んで終わりではないのです。キリストを信じる者は死んでもよみがえるんですよ。」
すると彼女の表情が見る見るうちに変わり、何かハッと打たれたような感じでした。
そして、
「ありがとうございました。」
と言ってお帰りになられました。
後に、実は彼女は2週間後に手術を控えていたことを知りました。
前向き生き方とても死の壁にぶつかればそこで終わります。
しかし、死の向こう側に復活があり、永遠の命があるという福音を語った時、神様ご自身がその恵みの言葉を証ししてくださるのです。
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大胆に神の言葉を語る者とさせていただきましょう。
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