今日のみ言葉【No.2302】(2020年 6月23日)「世の終末の預言(2)」
「人はみな草のごとく、その栄華はみな草の花に似ている。草は枯れ、花は散る。しかし、主の言葉は、とこしえに残る」。
(第1ペテロ1:24)
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「夏草や 兵どもが 夢の跡」
(なつくさや つわものどもが ゆめのあと)
奥州平泉を訪れた松尾芭蕉が、5月13日(新暦6月29日)ですから、ちょうど今頃読んだ句です。
藤原三代の栄華のはかなさがこの句の背景にあると言われています。
芭蕉は聖書を知らなかったはずですが、「草」は人の世の栄枯盛衰の様を表すのに平凡ながら最もふさわしい題材なのでしょう。
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前回、
「その石一つでもくずされないままで、他の石の上に残ることもなくなるであろう」
(マルコ13:2)
というエルサレム神殿の崩壊を預言したイエス様の言葉を紹介しましたが、紀元70年のエルサレム陥落でその通りになり、今は芭蕉の句のごとく「夢の跡」となっています。
その当時は本当に素晴らしく、この石造りの神殿は未来永劫いつまでもここに存立する…、と思われていたのでしょうが、人の力によるものはある出来事によってあっけなく崩れ去ることがこの事実からわかります。
私たちがこのような歴史的事実から知るべきことは、この世は神の審判によって終止符を打たれる時が来る、ということです。
それが今日の聖句の前半です。
「人はみな草のごとく、その栄華はみな草の花に似ている。草は枯れ、花は散る」
(第1ペテロ1:24)
これだけでは滅びだけですが、後半があります。
「しかし、主の言葉は、とこしえに残る」
(第1ペテロ1:24)
永遠に滅びることのないもののみが、真に偉大であることを知らなければなりません。
とこしえに残ると言われた神の言葉に信頼して生きる時、時が来れば枯れる草花にも、すなわち私たちの限られた人生にも意味を見出すようになるのです。
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クリスチャン医師の小澤竹俊先生は、ホスピスでの豊富な経験を通して、人が「今日が人生最後の日」という意識を持つと、日常のありがたさがわかってくると書いておられます。
私たちは、「お金が欲しい」とか「海外旅行に行きたい」等の欲望を持って生きており、それが生きる原動力にもなっています。
その欲望が満たされない限り、幸せはないとまで思う時があります。
しかし、ホスピスに入るほどの状態になり、体が思うように動かせなくなると、その欲望のあり方が変わるのです。
「それまで『おいしいものが食べたい』と思っていた人が、『胃ろうではなく、もう一度自分の口で食事をしたい』と思い、『海外に行きたい』と思っていた人が『もう一度、自分の足でトイレに行きたい』と思うようになる。つまり、当たり前の日常を望むようになるのです。」
(『今日が人生最後の日だと思って生きなさい』、小澤竹俊著、株式会社アスコム、P21-22)
人生最後の日を意識すると、日常生活が宝物に囲まれていたことを知り、感謝するようになるとはなんと素晴らしい神の配慮ではないでしょうか。
そうなのです。
私たちはすでに多くのものを神から与えられ、意味ある人生を送っているのです。
死で一旦それは終わりになりますが、永遠の生命を与えられたクリスチャンにとっては途中休憩のようなもので、復活の日からさらに続いていく希望が与えられています。
この神の言葉、神の約束に信頼を置き、草花を生かして下さる神と共に生きるのです。
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世の終末は滅びではなく、とこしえに残る神の言葉に信頼して生きるクリスチャンにとっては新たな始まりです。
今日も神の平安をいただき、一歩ずつ歩みを進めて参りましょう。
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