今日のみ言葉【No.2296】(2020年 6月16日)「律法学者とやもめ(4)」
各自は惜しむ心からでなく、また、しいられてでもなく、自ら心で決めたとおりにすべきである。神は喜んで施す人を愛して下さるのである。
(第2コリント9:7)
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レプタ2つを捧げたやもめの箇所は、献金について私たちはどうすべきかを考えさせます。
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イエス様は献金を否定しておられません。
「イエスは、さいせん箱にむかってすわり、群衆がその箱に金を投げ入れる様子を見ておられた」
(マルコ12:41)
さいせん箱を取り払えとも言っておられません。
しかし、宮清めの場合は違いました。
「イエスは宮に入り、宮の庭で売り買いしていた人々を追い出しはじめ」
(マルコ11:15)
前者は純粋に神に捧げるお金であるからOKで、後者は商売だからダメだったのでしょうか?
そんなことはありません。
経済活動をして利益をあげることが問題なのではありません。
神のため人のためという嘘の皮をかぶって、自分のために利益をあげていることが問題なのです。
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ここに献金が心の問題だということが現れています。
信仰と実際の生活が切り離されずに一致しているかどうかは、献金の仕方でわかります。
私たちが営む現実生活において、大事なことの一つは金銭です。
お金の有る無しで生活や心のゆとりがこれほど違うかと体験している人は、お金の大切さが身にしみてわかっています。
その大事なものを神に対する感謝として捧げ、それを神はどなたかの祝福のために使ってくださり、神の国が前進すると信じて捧げているかどうか。
これがやはり信仰が健全であるかどうかの一つの規準となるのです。
ですから、一定の金額を強制されたり義務付けられたりするのは献金の御心に則しているとは言えません。
また、身の丈以上を捧げることも神に喜ばれる献金とは言えません。
あくまでもそこには神への感謝と信頼がなければなりません。
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レプタ2つのやもめは全財産を捧げたので、生活を支えるお金はもはやありませんでした。
しかし、彼女は感謝にあふれ、また、神が私を支えてくださるという確信ゆえに、平安に満ちて捧げることができたのです。
聖書はその後、やもめがどうなったかは書いていません。
もしかして飢えて死んでしまったという可能性もないとは言えません。
しかし、本人は全く気づいてはいませんが、彼女をじっと見つめるイエス様の眼差しがありました。
つまり、私たちは知らなくとも、神の眼は常に私たちの上に注がれているということです。
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神を愛する者を、神がどうして放っておくことがありましょうか。
必ずやそこに「私の身の丈にピッタリ合った恵み」を神は用意してくださるのです。
その信仰の思いに浸り、神の愛の眼差しを感じながら、今日一日を送って参りましょう。
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