今日のみ言葉【No.2246】(2020年 4月14日)「最大のいましめ(1)」

2020年4月14日

「すべてのいましめの中で、どれが第一のものですか」
(マルコ12:28)

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今のところコロナウイルスにはワクチンも特効薬もありませんから、治るための唯一の方法は自分の体に備わっている免疫力を働かすことだけです。

そこで、あるお医者さんに

「免疫力を高めるには何が一番良い方法ですか?」

と尋ねたところ、即座に返ってきた答が

「規則正しい生活です」

でした。

そうです。いつもやっている当たり前のことを当たり前にやる。

いつもの時間に聖書を開き、いつものように祈り、礼拝を守る。

規則正しい生活という、これ一つさえ守っていれば大丈夫、というものがある人は幸いです。

今日の聖書箇所に登場する律法学者は、その「これ一つ」を求めてイエス様のところにやって来ました。

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過越の神の小羊であるイエス・キリストは、神への捧げものとしての完全さを証明するために様々なテストをされました。

その最終検査となったのが今日の聖書箇所です。

モーセの律法を正しく行うために、細かいところまで研究していた律法学者がイエス様の前に現れました。

しかし、彼は今までの人々とは違っていたことが見受けられます。

まず、試験監督として試そうとしている意識は半分はありました。

他の聖書箇所にこうあるからです。

「イエスをためそうとして質問した」
(マタイ22:35)

「イエスを試みようとして言った」
(ルカ10:25)

さて、後の半分は、それまでのイエス様の恵みと権威に満ちた答を聞き、その実力を認めている様子が伺えます。

「イエスが巧みに答えられたのを認めて、イエスに質問した」
(マルコ12:28)

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彼が放った質問は次のようなものです。

「すべてのいましめの中で、どれが第一のものですか」
(マルコ12:28)

モーセの律法の中で一番大切なものは何か、という問いです。

これは他の言い方をすれば、

「旧約聖書のエッセンス中のエッセンスは何か」

という究極の真理を求めている態度と言えますし、また、

「これさえ覚えて守っていれば、後は他の律法を全て守ったと言えるものを一つに絞って教えて下さい」

という省エネを目指す虫のいい考えとも言えます。

この律法学者の質問によって、後に続く私たちは素晴らしい神の恵みをいただきました。

イエス様はモーセの律法のエッセンスをここでまとめて教えてくださったからです。

つまり、

「これさえ意識して実行していれば、旧約聖書の律法を全部覚えなくても全て実行しているのと同じことになりますよ」

という保証をいただいたようなものです。

その具体的内容は次回以降に続きます。

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今日もいつものように神と共に歩む一日として参りましょう。

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