今日のみ言葉【No.2234】(2020年 3月31日)「納税問題(4)」

2020年3月31日

「カイザルのものはカイザルに、神のものは神に返しなさい」
(マルコ12:17)

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アメリカの公立図書館では、貸出期限内までに本を返さない人に罰金として延滞料を請求するところが多くあります。

ところが、シカゴの市立図書館では2019年10月1日から

「延滞料のシステムを廃止し、これまでの債務もすべて帳消しにする」

と発表しました。

すると、本が返ってくるは返ってくるは!

11月の本の返却数は延滞料制度廃止前に比べて3.4倍にまで増えたそうです。
https://gigazine.net/news/20191115-library-book-return-eliminate-fine/

返すべきものを返すと、楽になります。

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さて、イエス様の答の後半は

「神のものは神に返しなさい」
(マルコ12:17)

です。

これは前回、人としての責任を神に対して果たすことだと述べました。

あなたが神を信じているなら、神の御前で自分独自の責任でやらなければならないことがあるよ、ということです。

そう言われると何か特別なことをしなければならないように思うかもしれませんが、そうではありません。

神が求められるのは、日常生活でできる当たり前のことを実行することなのです。

箴言の御言葉がこのことをまとめています。

「わが子よ、あなたの心をわたしに与え、あなたの目をわたしの道に注げ」
(箴言23:26)

「あなたの心をわたしに与え」とあると、自分の心が無くなってしまうように感じられるかもしれませんが、これはいつも神のことを覚えて行動するということです。

たとえば、お母さんは自分の子供のことをいつも思っています。

「今頃何をしているだろうか」
「ちゃんとやっているか」
「病気はしていないか」

お母さんは自分の心を子供に与えているのです。

神のものは神に返すというのは、あなたの心を神に捧げるということであり、それは常に

「ここに神様がいらっしゃったら、どんなふうに思われるだろうか」

と考えながら、日々の行動を決めていくということなのです。

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「神のものは神に返しなさい」
(マルコ12:17)

の究極は、キリストの福音をこの世に伝えることです。

神はこの世を愛し、救われることを望んでおられます。

神が最も愛しておられる被造物は私たち人間です。

人類を救うためには、御自分の愛するひとり子イエス・キリストを捨てても惜しくないと思われるほど私たちへの愛を表してくださいました。

ですから、神の思いを自分の行動に移す最高の行為は、伝道することなのです。

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あなたが神の前で果たすべき責任とは何でしょうか?

そのことを思いつつ、示されたことを自分なりに忠実に行う今日として参りましょう。

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