今日のみ言葉【No.2230】(2020年 3月26日)「キリスト教イロハ(57)『原罪(げんざい)』」
すなわち、すべての人は罪を犯したため、神の栄光を受けられなくなっており、彼らは、価なしに、神の恵みにより、キリスト・イエスによるあがないによって義とされるのである。
(ローマ3:23-24)
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英語で宗教のことを"religion(レリジョン)"と言います。
これは"re+ligion"で、ラテン語の"religo(レリゴー)"「再び結びつける」という語から来ています。
このように語源から探ると、宗教とは神と人とを再び結びつけるものだという考え方になります。
神と人との再結合が宗教ということならば、人間は神との関係が切れた状態で生まれているということになります。
これを作った原因が「原罪」だと聖書は主張しています。
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キリスト教では、すべての人間は罪を持っていると考えます。
これは科学的に証明できることではなく、「聖書が持つ人間観なのだ」として受け取ると、抵抗感無く次の議論へと進めます。
罪とは人間が神に背を向けて生きているということです。
生まれつきの人間は自分が神を無視し、神の意志に反抗して生きているなどとは思いもよりません。
しかし神の目から見れば、それ自体が罪であり、原罪なのです。
極端な話、子供が自分は両親から生まれたことを知らないで育ったとしましょう。
本人は衣食住に不自由しないで生きており、何も悪いことはしていないつもりですが、親との関係が全く無い状態で生きていること自体、正常な関係の中で生きているとは言えません。
これを正そうとしたのは父なる神の方からなのです。
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さて、原罪はアダムとエバがエデンの園で神に背いたことにより、全人類に入りました。
つまり、アダムとエバ以来、人間は親である神から離れて生きる性質を受け継いで、そのまま生きているのです。
この状態にある限り、人間は罪から逃れることが出来ません。
しかし、イエス・キリストの十字架による救いを信じ、
「私には造り主なる神がおられるのだ」
と考えを方向転換して悔い改め、神に立ち返る時、その罪はすべてゆるされ、神との関係は正常なものに回復するのです。
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神との関係を取り戻し、神の栄光の中を歩む人生を送られますように…。
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