今日のみ言葉【No.1980】(2019年 4月 4日)「聖書とイスラエルの歴史(6)」

2019年4月4日

新元号・令和を発表する菅義偉官房長官(写真:代表撮影/ロイター/アフロ)

「わたしは恨みをおく、おまえと女とのあいだに、おまえのすえと女のすえとの間に。彼はおまえのかしらを砕き、おまえは彼のかかとを砕くであろう」
(創世記3:15)

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新元号は「令和」と定められました。

「令」を「order=命令、秩序など」と訳す外国メディアがあったのを受けて、外務省では「令和」を

「Beautiful Harmony=美しい調和」

という趣旨だと伝えるよう在外公館に指示したそうです。

激動の昭和、沈滞の平成などと言われますが、さて令和はどのような時代になるのでしょうか。

神はすでにその先を知っておられ、聖書に預言という形で残されています。

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イスラエルの民はバビロン捕囚の時に考えました。

我らの先祖アブラハムやダビデに、神は祝福の約束を与えられたはずであった。

しかし今や現実は他国で捕囚の身です。これはどういうことだろうか?

確かに矛盾です。

預言者たちが考えに考え、祈りに祈ってたどり着いた結論は、メシア思想、つまり、救い主が現れるという考えでした。

ただしこれは人間が目の前の苦難を和らげるための苦肉の策として考えだした理論ではありません。

神が聖書を通して預言者たちに示されたのです。

そのような目で見ていく時に、救い主メシア(キリスト)の誕生が、既に創世記の最初に預言されてあることが見えてきます。

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創世記第3章で、人間を誘惑して罪を犯させたヘビ、つまりサタン(悪魔)に対して、神はこう言われました。

「わたしは恨みをおく、おまえと女とのあいだに、おまえのすえと女のすえとの間に。彼はおまえのかしらを砕き、おまえは彼のかかとを砕くであろう」
(創世記3:15)

これが最初のメシア預言です。

解説しましょう。

「恨み」とは敵対関係です。

「女のすえ」とは人間はお母さんから生まれますから、救い主は人類の子孫として生まれるということです。

これは、サタンと、人間から生まれたキリストとの間に明確な戦いを起こすということです。

それは、サタン側に奪われた人類を、天の側、神の国の方に奪い返し、キリストが勝利するという意味です。

どのような戦いになるかということについては、新約聖書を知っている私たちは非常によくわかります。

「彼はおまえのかしらを砕き」

とは、キリストがサタンに致命傷を与えるということです。

サタン側の攻撃は

「おまえは彼のかかとを砕くであろう」

ですから、相当の痛みを与えますが、部分的な攻撃で終わります。

「かかとを砕く」とはキリストの十字架を表し、3日後の復活でキリストは死を滅ぼされたので、「彼はおまえのかしらを砕き」が成就しました。

サタンの敗北は決定したのです。

アダムとエバがエデンの園を追い出される直前に、神は救い主を送るという約束をしておられたとは何という壮大な計画でしょうか!

バビロン捕囚とそこからの帰還以降、イスラエルの歴史は救い主を待つものとなります。

そして500年後、神の約束はイエス・キリストの到来となって成就し、旧約の時代から新約の時代へと変わります。

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神の大きな御計画の中にある「今」として、今日の一日を過ごして参りましょう。

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