今日のみ言葉【No.1950】(2019年 2月27日)「感謝と慰めのその日」
その日あなたは言う、「主よ、わたしはあなたに感謝します。あなたは、さきにわたしにむかって怒られたが、その怒りはやんで、わたしを慰められたからです。
(イザヤ12:1)
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「平成最後となる本年をもちまして、年始のごあいさつを失礼させていただきます」
という文面の、いわゆる「年賀状じまい」を今年の正月受け取りました。
ご自分の年齢や立場等を考え、ちょうど平成も終わることだし、ということで、そのような方々が増えているのだそうです。
体が動く内に身辺の整理を始めるということは、少し寂しい気もしますが、賢いことなのでしょう。
「その日」は必ず来るからです。
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今日の聖句の背景にはバビロン捕囚からの解放があり、その喜びの言葉でもありますが、預言書でいう「その日」とは終わりの日、世の終末のことを指します。
私たちは生きている限り様々なことを体験しますが、神が全世界を裁き、正しく治められるその日、神を信じる者は
「主よ、わたしはあなたに感謝します」
(イザヤ12:1)
と叫ぶことができるのです。
なぜなら、
「あなたは、さきにわたしにむかって怒られたが、その怒りはやんで、わたしを慰められたからです」
(イザヤ12:1)
救い主イエス・キリストの十字架を信じた者は、その信仰ゆえに罪赦されています。
本来、私たちの上に下されるはずであった神の怒りを、キリストが身代わりに受けてくださったからです。
もはや神の怒りはやみ、神から来るのは慰めです。
私たちは現在それを信じている段階に生きていますが、やがて、「その日」そのことが本当のこととなり、感謝と慰めの日々が続くのです。
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キリスト教式の葬儀はその予告篇と言えましょう。
日本ではキリスト教式の葬儀がまだ数少ないので、ご遺族も参列者の方々も、何か勝手が違うという雰囲気でお集まりになられます。
ですから私は最初にキリスト教式葬儀への心構えを簡潔にお話しする時間を持つようにしています。
「親しい人を失った悲しみはもちろんありますが、故人は天国に行ったのだと確認するお祝いの意味がございます。永遠のお別れではなく、天国でまた会える希望を確認する式です」
と説明し、ご理解をいただきます。
ですから、
「お花も白一色ではなく、故人を天国に送る祝福の式なのですから、キリストとの結婚式であるかのように、赤や黄色やピンク等の華やかな色をの花を使って構いません」
とも申し上げます。
そのような意識で作り上げられた祭壇や告別式の会場。そしてそこで語られる故人の思い出。牧師の説教。
一貫して希望が流れる雰囲気は、死者を送る葬儀ながら、明るいものとなります。
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感謝と慰めのその日があることを信じ、今日の一日を神への希望を抱きながら歩んで参りましょう。
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