今日のみ言葉【No.1868】(2018年10月29日)「 聖霊の働き(3)」
風は思いのままに吹く。あなたはその音を聞くが、それがどこからきて、どこへ行くかは知らない。
(ヨハネ3:8)
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リンゴが落ちるのを見てニュートンは万有引力を発見したという伝説があります。
現代の学校で理科教育を受けている私たちは、
「地球の引力がリンゴを引っ張っているんでしょ。そんなの当たり前」
と思いますが、
「当時の人々にとっては、そのような考えは思いもよらないことでした。ある物体が別のある物体に力を及ぼすには、それらの物体どうしは接していなければならないと、当然のように考えられていたからです。」
(『科学者はなぜ神を信じるのか』、三田一郎著、講談社、P116)
目に見えない万有引力は、その力によって動かされた結果を通して人は知ることができます。
私たちが聖霊の存在を知るのも同じです。
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霊なる神である聖霊は、その働きによってだけ知ることができます。
今日の聖句はそのことを「風」というたとえを通して見事に説明しています。
ちなみに旧約聖書での「風」は「ルアッハ」というヘブル語で、同時に「霊」「息」という意味も持ちます。
聖書では、霊と息と風は同じイメージなのです。
神が土のちりでアダムを造られた時、
「命の息をその鼻に吹きいれられた。そこで人は生きた者となった」
(創世記2:7)
とありますから、人は霊的存在として生きることになったということが「ルアッハ」という語からも推察できます。
ですから、聖霊は風のようなものとして理解するとよいのです。
「風は思いのままに吹く。あなたはその音を聞くが、それがどこからきて、どこへ行くかは知らない」
(ヨハネ3:8)
風は目に見えませんし、手でつかむこともできません。
しかし、その存在は確かにあることを私たちは知っています。
木々の枝が動くことによって、暑い夏にスーッと感じる涼しさによって、空に流れる雲の動きを目にすることによって、風が吹いていることを結果として知るのです。
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イエス・キリストを信じた者は、霊的に新しく生まれた者です。
霊の人は霊的出来事を感じ取ることができます。
ですから、二転三転と事が揺れ動くことがあっても、その背後に聖霊の風が吹いているからだと見抜き、祈りつつ聖霊の導きを求めます。
やがてその結果を見る日が来て、聖霊は働いて下さった、と感じることができ、神をほめたたえることが出来るのです。
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聖霊の働きに目をとめ、神を賛美する今日として参りましょう。
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