今日のみ言葉【No.1755】(2018年 5月18日)「 神の癒し」
イエスは、さまざまの病をわずらっている多くの人々をいやし、また多くの悪霊を追い出された。
（マルコ1:34）
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私たちの伝道の初期は6畳の部屋で集会をしていました。
ある時、癒しの賜物を持った先生が応援に来て下さることになり、口頭だけでそのことを連絡しました。
「せいぜい10名も集まればいいかな」と思っていたら、なんと40名も来られました。
6畳の部屋は満杯。続くキッチンのフロアに座布団も敷くこともできずに座ってもらい、とうとうトイレのドアの前、そして最後の人は玄関に腰を下ろしていただくほどになりました。
今も昔も、癒しを求める人はこんなに多いのだと聖書時代の有様が実感できた出来事でした。
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イエス・キリストは癒しをなさるお方です。
マルコ福音書1章では、カペナウムの会堂を出た後にペテロのしゅうとめの熱病を癒されました。
その驚異的出来事はあっという間に人々の口から口へと広まったのでしょう、
「人々は病人や悪霊につかれた者をみな、イエスのところに連れてきた」
（マルコ1:32）
とあります。
これは私が癒しの集会をした際に見た光景と一致しています。
実際に癒しの祈りをしてもらった人は10名程度でした。
残りの人たちは病に苦しむ人を「なんとかしてあげたい」と思って連れてきた付き添いの人たちだったのです。
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カペナウムの人々は安息日が終わる夕方まで待つ律儀な人々でした。
癒しは医療行為に当たるので、働いてはならないとする安息日の律法に抵触する可能性があったからです。
その人々に対してイエス様は
「イエスは、さまざまの病をわずらっている多くの人々をいやし、また多くの悪霊を追い出された」
（マルコ1:34）
とあるように、人々に癒しを与えてくださいました。
ここでの「悪霊を追い出された」という表現は、カウンセリングで扱う心理的問題や、精神科医の領域の精神疾患、そして霊的問題の3種類を表していると考えられます。
イエス様は、肉体的・精神的・霊的な苦しみの全てを取り除かれるのです。
ためらわずにそのままの姿で神の前に出て祈り求めること。
そこにキリスの愛の眼差しが向けられ、神の御業が起こるのです。
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ただし、現実を見ると、癒しの集会で祈ってもらった人が全員癒やされたのではありませんでした。
痛みが消えた人や身体の変化を感じた人もいれば、来た時と同じ状態で帰った人もいたのです。
しかし、癒やされても癒やされなくても、当の本人は感謝の思いにあふれて帰られました。
それは神の愛に触れたからです。
まず、付き添いの人から愛をもらいます。
そして、祈られることを通して
「神は私のことを覚えておられる」
という信仰が与えられたのです。
たとえ肉体の病は消えなくても、
「神が共におられ、病める我が身の全てを知っておられる」
という感覚は人に満足をもたらします。
これは私がアメリカのフラー神学校で集中的に癒しの祈りをした時に思わされたことです。
祈っても癒やされないとわかった後、私はその人から非難を浴びるかと思って恐れました。
しかし、クリスチャンかノンクリスチャンかに関係なく、癒やされなかった方々は全員
「ありがとう。あなたから愛を感じた」
と社交辞令ではない本物の感謝の言葉を私にかけて下さいました。
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イエス・キリストはあなたを癒されます。
私たちの体も魂も霊も全てを配慮しておられる御方にゆだね、神の愛の中を歩く今日として参りましょう。
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