今日のみ言葉【No.1031】(2015年 4月23日)
愛は死のように強く
(雅歌8:6)
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チャペルウェディングの司式をさせていただく機会があります。
教会ではなく一般の式場ですから、30分の時間制限があり、牧師の説教は
「3分から5分でお願いします」
と担当者からキッチリ言われます。
ここが牧師の腕の見せ所。
あとで「いい結婚式だった」「いいお話だった」と言われるための秘訣があります。
それは、新郎新婦のために話をするのではなく、その後ろに座っている参列者向けの話をすることなのです。
前に立っているお二人は大概ボーッとしています。
そして、
「次はどうするんだっけ?」
と、この後の手順を考えながらいますから、牧師の話などほとんど頭に入りません。
ヒマなのは親族・友人の方々です。
この方々は家族や子供や仕事のことで問題を抱えながら、忙しい中、義理やお付き合いで無理して来ていることも結構あるのです。
これらの方々へ、砂漠に水が沁みこむ如く、メッセージがスーッと吸収されていきます。
すると話を真剣に聞く人々によって、雰囲気がとても良くなります。
結果的に、いい結婚式だった、ということになるのです。
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雅歌の最終章は、仲違いをしていた二人が愛の関係を再確認し、めでたしめでたしで終わっています。
雅歌の記者は、
「愛は死のように強く」
(雅歌8:6)
と、「死」という語を使ってまで愛の確かさを強調しています。
誰も死から逃れられる者がいないように、私の愛はあなたを離さない、という強い表現です。
人の愛にはもろさがありますが、神の愛は不変なのです。
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旧約聖書のイザヤ書にこのような言葉があります。
「女がその乳のみ子を忘れて、その腹の子を、あわれまないようなことがあろうか。たとい彼らが忘れるようなことがあっても、わたしは、あなたを忘れることはない。」
(イザヤ49:15)
お母さんは自分の産んだ子供を忘れるはずはありません。
そんなことは万に一つもないのですが、もしあったとしても、
「わたしは、あなたを忘れることはない。」
と神は語っています。
そして、
「見よ、わたしは、たなごころにあなたを彫り刻んだ。」
(イザヤ49:16)
と続いています。
「掌(たなごころ)」とは手のひらです。ここに
「あなたを彫り刻んだ」
と神は語っておられるのです。
この神が決してあなたを離れないという約束を心にしっかりととどめておきましょう。
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神の約束を心に思いめぐらす一日となりますように…。
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