今日のみ言葉【No.3966】(2026年 7月25日)「生活の処方箋(335)『老舗の決断』」

勤勉な人はよく計画して利益を得
あわてて事を行う者は欠損をまねく。
(箴言21:5 新共同訳)

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人生は、時に短く、時に長いものです。

人生を、『豊かさ』という視点から捉えるなら、長期的視野に立つことも、賢明な道です。

老舗の和菓子屋がありました。

その店は、太平洋戦争末期の昭和19年から昭和26年まで7年間、店を閉じました。

食糧難で、菓子材料の小豆や砂糖など粗悪な物しか手に入らず、上等菓子が作れないからです。

店を閉じることは、300年も続いたこの店にとって初めてのことでした。

2年経ち、3年経っても、社長は事業を再開せず、同業店が次々と17店もできました。

7年目に、時満ちたと、事業を再開しました。

たちまち業績を伸ばし、競合17店中、2店を除いてすべて閉店するかその店が吸収しました。

ミクロ的なものと共に、マクロの大きな流れの中で、犠牲をも惜しまない精神が、今、求められているのかもしれません。

(※田中信生の『生活の処方箋』より)

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今日の聖句が語る「勤勉な人の計画」は、まさにこの老舗和菓子屋の姿勢に重なります。

粗悪な材料で妥協せず、「今は上等な菓子を作る時ではない」と判断して7年間も店を閉じました。

それは、三百年続くのれんの「質」を守るための痛みを伴う計画でした。

その長期的な視野と忍耐が、再開後の圧倒的な業績をもたらしたのです。

一方、あわてて事を行う者とは、17の同業店のことです。

戦後の食糧難という状況下で、とにかく甘い物を出せば売れると考え、次々と店を開いた同業者は、目先の需要に飛びついたのです。

結果として、本物が計画通りに動き出したときには太刀打ちできず、閉店や吸収を余儀なくされたわけです。

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神の創造の秩序というものは厳然としてあります。

たとえば、「種まきから刈り取りまで」というサイクルがあることは私たちは承知しています。

その自然の法則と神の定めた時に信頼を置いている人は、待つべき時にはじっと耐え、地道な準備を怠りません。

自らの歩みを主に委ねるからこそ、神の確かな土台の上に築かれた真の「利益」を受け取ることができます。

対して、性急な人は、自分の力でプロセスをコントロールしようとする傾向があります。

神の定めた「時」や「質」を無視して手っ取り早く結果を得ようとするため、一時はうまくいったように見えても最終的には土台が崩れ、「欠損」を招いてしまうのです。

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箴言の知恵に従い、神と足並みを揃えて、豊かな祝福の中を歩んでまいりましょう。

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