今日のみ言葉【No.896】(2014年 9月22日)
神よ、あなたはわれらを試み、しろがねを練るように、われらを練られた。
(詩篇66:10)
——————
プロ野球西武ライオンズの黄金時代を支えた工藤公康投手。
数々の記録もさることながら、特筆すべきは彼が30年近くも第一線で働き続けたことです。
それは彼が若い時にメチャクチャなプライベートを送っていたからです。
そのため、成績は急降下、体調不良でダウンし、20代なかばで肝臓を悪くしてしまいました。
お医者さんから、「このままでは現役を続けられないどころか、命まで失うよ」と警告され、本気で体調管理に取り組みました。
工藤選手は自分が招いた試練の中から、ファスティング(断食)で体を回復させる方法を見出しました。
彼は自分のプロ野球人生を振り返って、47歳まで現役を続けられたことが一番の誇りだと語っています。
ここに見事に試練を宝に変えた人の生き方があります。
-*-*-*-*-*-*-
神様は私たちが試練を通ることを許可されます。
「神よ、あなたはわれらを試み、しろがねを練るように、われらを練られた。」
(詩篇66:10)
銀が高温のるつぼの中で何度も精錬され、不純物が取り除かれ純粋になっていくように、神は私たちを試練のるつぼの中で純粋なものとしてくださるのです。
私たちにとっては突然襲ってくるように感じられる試練。
それは何度も何度も繰り返しやって来て、その中で翻弄されます。
しかし神はその苦難には目的があるのだと語っているのです。
私たちの魂が何度も何度も練られ、不純物が取り除かれ、純粋なものへと成長させていただけるのです。
-*-*-*-*-*-*-
北朝鮮の拉致被害者、横田めぐみさんのお母様の早紀江さんはクリスチャンです。
めぐみさんが行方不明となった後、早紀江さんは聖書のヨブ記を読み始めました。
そして
「わたしは裸で母の胎を出た。また裸でかしこに帰ろう。主が与え、主が取られたのだ。主のみ名はほむべきかな」
(ヨブ記1:21)
の個所に引きつけられました。
正しい生活を行っていればそれなりに報われる…、という考えを吹き飛ばしてしまう拉致という災い。
しかしこの御言葉から、早紀江さんは自分の視点とは全く違う神の視点があることを知りました。
さらに、
「あなたは神の深い事を窮めることができるか。全能者の限界を窮めることができるか。」
(ヨブ記11:7)
の御言葉に、人間の力では及ばない深く大いなる神の思いを感じたのです。
私たちは試練の中で練られた純粋な銀の生きた実例を、横田さんの姿を通して見ることができる祝福にあずかっています。
-*-*-*-*-*-*-
試練の中で、更に純粋にしてくださる神の御手を思う一日として参りましょう。
-*-*-*-*-*-*-
※新規お申込みをなさる方へ
reg@mikotoba.org
へ空メールと送ると自動的に登録されます。
そして1分以内に申込確認メールが送信されます。
3分たっても来ない場合は
maruyama@mikotoba.org
からのメールが迷惑メールと判定され、ブロックされているからです。
そのままだと「今日のみ言葉メール」が受信できませんので、ご自分の「迷惑メール設定」を変更して下さいますようお願いいたします。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません