今日のみ言葉【No.3862】(2026年 3月 9日)「生活の処方箋(300)『全力で事に当たる』」
それだから、心の腰に帯を締め、身を慎み、イエス・キリストの現れる時に与えられる恵みを、いささかも疑わずに待ち望んでいなさい。
(第1ペテロ1:13)
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ある人が、念願かなって芸術家のもとに弟子入りを許可されました。
初日、彼は師匠に
「何かと不十分で、失敗が多いかと思いますが……」
とあいさつをしました。
その時、師匠は烈火のごとく彼を叱りました。
師匠は
「『私は初めてなので、何かとミスがあるかと思いますが』とタクシーの運転手に言われ、安心して乗るお客さんがいるだろうか。新米のお医者さんに、『何かと失敗が多いかと思いますが』と言われ、安心する患者さんがいるだろうか」
と彼に問い、諭したのです。
私たちは、つい、謙虚なつもりで甘えている自分に気づかないことがあります。
素人は、全力投球してもプロには追いつかないのが当然です。
ですから、いつも心だけはしっかりと引き締め、何事にも思いを尽くし、全力で事に当たっていきたいものです。
(※田中信生の『生活の処方箋』より)
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誰が見ていなくても最善を尽くし、いつでも動けるように、気を緩めず準備する。
これは良い仕事をするために、誰にでも当てはまることです。
問題は、なぜそうするのかという「動機」です。
クリスチャンにとって、その大きな動機の一つは「主の再臨(イエス・キリストが再び来られること)に備える」という点にあります。
信仰のゆえに苦難に遭っている人たちに対して、ペテロはこう書き送りました。
「それだから、心の腰に帯を締め、身を慎み、イエス・キリストの現れる時に与えられる恵みを、いささかも疑わずに待ち望んでいなさい」
(第1ペテロ1:13)
「心の腰に帯を締め、身を慎み」とは精神的準備です。
はっきりと「戦う」という意識を持ち、と同時に、一時的な感情の高ぶりに振り回されることなく、自分の心をコントロール下に置くのです。
それは、プロの職人が現場で冷静な判断を下しながら仕事をするようなものです。
ただし、自分を厳しく律するばかりでは疲弊してしまいます。
「イエス・キリストの現れる時に与えられる恵み」があることに目を留めていなければなりません。
この世では悪が勝つ現実があっても、キリストが再臨される時に正しい裁きが下され、救いの完成と、信じて主に従った者への報酬があるという希望を抱きながら生きるのです。
この「希望」こそが、自分の失敗や理不尽な扱いに屈することなく、最後まで御心を追い求めていくための秘訣なのです。
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日常生活の戦いの中で、希望を持って生きる今日としてまいりましょう。
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