今日のみ言葉【No.3835】(2026年 2月 3日)「カイザルのものはカイザルに(3)」

歴代のデナリ銀貨

イエスは彼らの悪巧みを見破って言われた、「デナリを見せなさい。それにあるのは、だれの肖像、だれの記号なのか」。「カイザルのです」と、彼らが答えた。
(ルカ20:23-24)

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ほんの小さなほころびから、重大な犯罪が露呈することがあります。

律法学者や祭司長たちが用意した、いかにも完璧に思える質問は、たった一枚のコインによって崩れ去ってしまいました。

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イエス様の言葉尻を捉えようとした彼らの質問に対して、イエス様も質問で答えられました。

「デナリを見せなさい。それにあるのは、だれの肖像、だれの記号なのか」
(ルカ20:24)

この要求に対して、「義人を装うまわし者ども」は、「カイザルのです」と答えました。

一見、何の問題もない普通の会話のように見え、聖書を注意深く読んでいても、ここは読み飛ばしてしまいがちな箇所です。

しかし、ここが重大なポイントとなります。

なぜイエス様は、「デナリを見せなさい」とコイン1枚を彼らに要求したのでしょうか。

そして、彼らはなぜそのデナリ銀貨を持っていたのでしょうか。

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現代の私たちが財布やポケットに硬貨を入れて持ち歩くことと、2000年前のイスラエルにおいて、しかも神殿の中でデナリ銀貨を携えている状況とでは、事情がまったく異なります。

イエス様を陥れようとした人々が、デナリ硬貨を1枚でも神殿内に持ってきているということが重大問題なのです。

なぜなら、その銀貨にはカイザルの肖像が刻まれていたからで、これは偶像にあたります。

マタイによる福音書の並行箇所に、こうあります。

「『偽善者たちよ、なぜわたしをためそうとするのか。税に納める貨幣を見せなさい』。彼らはデナリ一つを持ってきた」
(マタイ22:18-19)

この「持ってきた」という語は、ギリシャ語原典では「プロスフェロー」で、この場合は「手渡した」という意味合いが強いです。

つまり、宗教的指導者から派遣された人が、聖なる神殿の中で偶像が刻まれた銀貨を懐に持っていて、イエス様から「デナリを見せなさい」と言われ、思わず手渡してしまったのです。

宗教的な純潔を装いながらも、実際には世俗の権力や利益にどっぷりと浸かっていたという「偽善」が、コイン一枚という小さな持ち物から明らかになってしまいました。

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すべてをお見通しのイエス様は、私たちの思いをも知っておられます。

すべてをご存知のお方が共におられることを信じ、ゆだねる平安の中を歩む一日としてまいりましょう。

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