今日のみ言葉【No.3808】(2025年12月23日)「権威問答(3)」

それで彼らは「どこからか、知りません」と答えた。イエスはこれに対して言われた、「わたしも何の権威によってこれらの事をするのか、あなたがたに言うまい」。
(ルカ20:7-8)

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世の中には、

「勝てるのに勝たない」

という選択があります。

相手の非を突き、完全に論破できる条件が整っているにもかかわらず、あえてその道を選ばないという判断です。

それは弱さからではありません。

「自分は何のために生きているのか」

という目的を、はっきりと知っているからこそできる選択です。

何が本当の目的なのかを見定めている人は、真の強さを持ち、引き際もまた見事です。

イエス様は、ご自分が何のためにこの世に来たのかを知っておられたので、そのような選択をなさいました。

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「ヨハネのバプテスマは、天からであったか、人からであったか」
(ルカ20:4)

というイエス様からの質問に対して、答えるのに窮した祭司長たちは、こう言いました。

「どこからか、知りません」
(ルカ20:7)

彼らは、どちらと答えても自分たちが不利な立場に立たされることを予見し、意図的に回答を避けたのです。

それに対してイエス様が、かさにかかって責め立てたかというと、そうはなさらず、

「わたしも何の権威によってこれらの事をするのか、あなたがたに言うまい」
(ルカ20:8)

と言われただけで引き下がります。

なぜ相手をやっつけなかったのでしょう?

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実はイエス様が十字架につく直前のこの期間は、「小羊の吟味」の時であったからです。

ユダヤの過越の祭では、日曜日に小羊を家に迎え入れます。

そして、傷のない完全な小羊を神に捧げるため、徹底的な吟味がなされます。

その吟味は木曜日まで続き、その日に小羊は屠られます。

ユダヤ暦では、木曜日の日没後から金曜日となるため、過越の食事は日没後の夕食としていただくのです。

イエス様が祭司長たちとの議論をそれ以上進めなかったのは、ご自分が「神の小羊」として傷のないことを証しするという目的のためでした。

その目的が果たされるのであれば、それ以上、相手を論破する必要はなかったのです。

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人生の目的を定め、シンプルに生きる信仰生活を続けてまいりましょう。

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