今日のみ言葉【No.823】(2014年 5月13日)

さばきは神の前にある。あなたは彼を待つべきである。
(ヨブ記35:14)

——————

今年4月に行われた全米ガン研究会議で、

「摂取する食物とガン発生のリスクの間にはほとんど関連性が見られない」

という報告がなされました。

20世紀の終わり頃は、脂肪分の高い食事がガン発生のリスクを高めると言われていましたが、精密な研究の結果、それを証明する証拠は見つからないと結論づけられました。

つまり、

「緑黄色野菜は肺ガンと胃ガンのリスクを下げる」

「直腸ガンと甲状腺ガンにはブロッコリーやキャベツ、芽キャベツの摂取が効果がある」

というようなことはないというのです。

その結果かどうか、会議の場にコーヒー片手に参加する研究者の姿が見られ、パーディーではローストビーフやチーズにワイン等の豪華なメニューとなっていたそうです。

学者先生方もこれを待っていたかのようです。

-*-*-*-*-*-*-

ヨブ記第33章で、エリフはヨブの主張を2つにまとめています。

(1)自分は正しいのに神から不当な扱いを受けている

(2)神に祈っても何の利益もない

35章では(2)についてエリフが単純にして率直にこう答えています。

「あなたは彼を待つべきである。」
(ヨブ記35:14)

神の時を待て、と言うのです。

その理由は、

「さばきは神の前にある」
(ヨブ記35:14)

からです。

-*-*-*-*-*-*-

「さばき」というと、なにやら神の前で裁判が開かれ、自分が被告としてこれから判決を受けるようなイメージを持ちますが、他の聖書の訳では、

「あなたの訴えは御前にある。」
(新共同訳)

とあります。

「しえたげの多いために叫び、力ある者の腕のゆえに呼ばわる人々」
(ヨブ記35:9)

である私たちの訴えは祈りとして受け止められています。

そして神は私たちの訴えを御前に置き、最善の時に御わざをなすため、見ていて下さるのです。

ですから私たちは

「彼を待つべきである。」

という選択をすることができるのです。

-*-*-*-*-*-*-

私たちの訴えはすでに神の御前にあるのです。

そのことを思いめぐらし、力をたくわえる一日として参りましょう。

-*-*-*-*-*-*-

●配信停止は下記に空メールを送信して下さい。
del@mikotoba.org

●お申し込みも同様です。
reg@mikotoba.org