今日のみ言葉【No.3678】(2025年 7月 9日)「第二の災い(2)」
ところがパロは息つくひまのできたのを見て、主が言われたように、その心をかたくなにして彼らの言うことを聞かなかった。
(出エジプト記8:15)
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2025年7月5日に、日本に大災害が起こるという誤情報が流れ、それに踊らされた人が多数いたそうです。
災いにおびえていた人々は、その日が無事に過ぎたことで、今はホッとしておられることでしょう。
この「息つくひまのできた」時に、どうするか。
これがパロのその後の運命を決めました。
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モーセの祈りによって、カエルの害は取り除かれました。
パロはどうしたでしょう?
彼が選んだ次の行動は、
「ところがパロは息つくひまのできたのを見て、主が言われたように、その心をかたくなにして彼らの言うことを聞かなかった」
(出エジプト記8:15)
というものでした。
パロは先に、モーセとアロンの前で、
「かえるをわたしと、わたしの民から取り去るように主に願ってください。そのときわたしはこの民を去らせて、主に犠牲をささげさせるでしょう」
(出エジプト記8:8)
と約束していました。
しかし、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」という諺の如く、息つくひまができた彼は心を変え、決してその約束を守ろうとはしませんでした。
これが神を恐れない人の典型的な姿です。
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国の指導者は、神を恐れる人でなければなりません。
パロは神を恐れるというよりは、自分のことしか考えない人でした。
従って、神の恵みと力を見出そうなどとするはずがありません。
彼はますます自分にとって都合のよい方向に進み、神に自分を従わせる方向には向かいません。
すると、どうなるでしょう。
あくまで人間であるパロと、天地創造の主である神との力の差は歴然としています。
その結果、パロはさらにエジプトに災いを招くことになるのです。
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私たちが旧約聖書のこのような記事を読んで学ぶことは何でしょう?
それは、御心に反して物事を進めようとすると、必ずその報いを受けるということです。
しかし、罪人である人間は、自分中心にしか物事を考えられませんから、パロと同じような失敗の道を歩むものです。
その時、
「自分とパロは同じだ」
と気づける人は幸いです。
なぜなら、罪の赦しを願い、悔い改めるなら、神はイエス・キリストの十字架の赦しによって、恵みを与えてくださるからです。
私たちは、その恵みに応答して、
「今度からはこうしよう」
と思うことでしょう。
その際、神に対して決心したことは必ず守ろうと、強く自分に言い聞かせなければなりません。
そうしないと、パロに対してなされた神の裁きを読んで学んだことが、無に帰してしまうからです。
再び災いを招き、生活の混乱を招くのか、それとも、神に従い、災いを避けて平安の道を進むのか。
その選択は私たちの手の中にあります。
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「息つく暇ができた」今こそ、神の御心に従う時です。
神と共なる歩みを始める今日として参りましょう。
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