今日のみ言葉【No.3483】(2024年10月23日)「ヤコブの祝福の祈り(1)」
そしてヨセフを祝福して言った、「わが先祖アブラハムとイサクの仕えた神、生れてからきょうまでわたしを養われた神、
(創世記48:15)
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子孫に祝福を残すにはどうしたら良いのでしょう?
世間では、親の退職金や土地を売って得た財産を、あっという間に溶かしてしまった息子・娘の話を聞くことがあります。
自分で苦労して得たお金でないと、その価値がわからないからそうなってしまうのでしょうか。
とは言え、何も残さず、逆に苦労だけを残すのもおかしなことです。
子や孫たちに祝福の祈りをしたヤコブの例を見ていきましょう。
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ヤコブは自分の人生の終わりを見て、子孫への祝福を祈りました。
その最初は、
「わが先祖アブラハムとイサクの仕えた神」
(創世記48:15)
です。
自分が今存在しているのは、先祖があったからです。
私たちは、何の脈絡もなく、偶然今ある所に置かれたわけではありません。
生まれる以前の、多くの人たちのつながりがあり、そのいきさつと流れの中で今の私の命があるのです。
特にヤコブは
「あなたは祝福の契約を受け継ぐ者である」
ということを強調するため、アブラハム、イサクと契約を結んだ神が源となってあなたの人生があるということを教えています。
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そして、それはヨセフとその子マナセ・エフライムにも及びますが、その一員としてヤコブ自身も実際に祝福を味わっていることを述べます。
それが
「生れてからきょうまでわたしを養われた神」
(創世記48:15)
です。
かつてヤコブは自分を兄エサウだと偽り、自力で祝福を得ようとしました。
しかし、その策略は反対に家から出る結果を生むこととなり、行き着いたラバンの家で彼は大変な苦労をします。
ですから、彼は、
「私の生涯は苦労で満ちていた。私の望みはかなわず、逃亡の先で利用され、身も心もボロボロになるばかりだった」
と言ったとしてもおかしくはないのです。
しかし、人生の最終盤で彼が言ったことは、
「生れてからきょうまでわたしを養われた神」
(創世記48:15)
ということでした。
苦労はたくさんあっても、この神を信じていく人生は祝福である、と彼は子孫に伝えているのです。
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神を土台とし、神が与える祝福を今日も積み重ねていきましょう。
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