今日のみ言葉【No.3399】(2024年 7月 5日)「救われる者は少ないのか(2)」

すると、ある人がイエスに、「主よ、救われる人は少ないのですか」と尋ねた。
(ルカ13:23)

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結婚式では、別れを連想させる言葉は「忌み言葉」として使わず、別の語に言い換えます。

なるほど、「ケーキカット」と言わずに「ケーキ入刀」と言っていますね。

また、「終了致します」と言わずに「お開きに致します」という言い方をします。

今日の聖書箇所の質問は、場違いな感じがする質問です。

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前回、バプテスマのヨハネの宣教のおかげで、多くの人がイエス様を救い主と信じたとお伝えしました。

救われた人が多くその場にいたのです。

ところが、

「すると、ある人がイエスに、『主よ、救われる人は少ないのですか』と尋ねた」
(ルカ13:23)

とあります。

どういうことでしょうか?

答えは聖書に書いてありませんからわかりません。

これはあくまでも推測ですが、「多い、少ない」という感覚は、その人の主観によるからだと考えられます。

たとえば、コップにちょうど水が半分の高さで入っているとします。

ある人は「半分もある」と言い、ある人は「半分しかない」と言います。

6月が終わって7月に入ると、受験生には「あと半年しかない」と焦る人もいれば、「あと半年もある」と余裕を感じる人もいます。

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紀元1世紀のペレア地方の人々は、バプテスマのヨハネのメッセージを聞いていました。

イザヤの預言に、

「見よ、わたしは使をあなたの先につかわし、あなたの道を整えさせるであろう。荒野で呼ばわる者の声がする、『主の道を備えよ、その道筋をまっすぐにせよ』」
(マルコ1:2-3)

とある姿そのものがバプテスマのヨハネであり、彼は、

「罪のゆるしを得させる悔改めのバプテスマを宣べ伝えていた」
(マルコ1:4)

とあります。

ヨハネのバプテスマは、21世紀のクリスチャンが考える洗礼とは違い、それ以前の段階の「悔改めのバプテスマ」です。

つまり、

「もうすぐ救い主が来て罪のゆるしが与えられる。そうなると考えを変える(悔い改める)しるしとしての洗礼」

ということなのです。

そして、まだ十字架も復活も起きていない時期ですから、バプテスマのヨハネが伝えたのは神の国の到来です。

栄光の王としてメシアがイスラエルの王となり、イスラエルが全世界を治める世界が来ると人々は信じたのです。

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それにしては盛り上がりが少ないと考えたのでしょう。

そこである人がイエス様に、

「主よ、救われる人は少ないのですか」
(ルカ13:23)

と尋ねたわけです。

この時点でイエス様の伝道は3年以上たち、パリサイ人や律法学者らの妨害がこの地方の人々にも影響を及ぼしていたのだと考えられます。

さて、この人の問いに対して、イエス様はどのようにお答えになったのでしょう?

以下、次回に続きます。

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イエス・キリストは私たちのありのままを受けとめ、さらに高い神の真理へと導いて下さいます。

その手ほどきを受ける今日として参りましょう。

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