今日のみ言葉【No.3398】(2024年 7月 4日)「ヨセフは兄たちを試す(5)」
そしてヨセフは人々に命じて、彼らの袋に穀物を満たし、めいめいの銀を袋に返し、道中の食料を与えさせた。ヨセフはこのように彼らにした。
(創世記42:25)
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あなたは一度失敗し、二度目も失敗したら、三度目はどうなると考えますか。
(1)「二度あることは三度ある」と次も失敗を予想する。
(2)「三度目の正直」と思って今度は成功すると予想する。
鬱になりやすい人はこのどちらでもなく、永遠に成功はしないと結論づけます。
これを「過度の一般化」と言います。
一度やり、二度やり、ダメなら、あとはずっとダメだと思い込み、未来を否定的予想で塗りつぶすのです。
ヤコブとその息子たちは、ヨセフの愛がわからず、鬱的パターンにはまってしまいました。
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ヨセフは兄弟たちを帰す時、密かにこのようにしました。
「そしてヨセフは人々に命じて、彼らの袋に穀物を満たし、めいめいの銀を袋に返し、道中の食料を与えさせた。ヨセフはこのように彼らにした」
(創世記42:25)
穀物を売っただけでなく、その金額を戻し、さらに帰りの食料まで与えたのです。
まだ自分の身を明かしていないヨセフができる愛の表し方です。
ところが、そうとは知らない兄弟たちにとって、それは理解できないことでした。
エジプトからカナンの地に帰る途中、兄弟の一人が穀物の袋を開けると、そこに自分が払ったはずの銀があるのを見つけました。
彼は
「ラッキー!これは何かの手違いで私のものになったのだ」
などと楽天的解釈をせず、
「彼らは非常に驚き、互に震え」
(創世記42:28)
となりました。
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カナンの地に帰り、袋を開けると、全員の金が返却されてありました。
ヤコブは悲観の極みの言葉を述べます。
「あなたがたはわたしに子を失わせた。ヨセフはいなくなり、シメオンもいなくなった。今度はベニヤミンをも取り去る。これらはみなわたしの身にふりかかって来るのだ」
(創世記42:36)
兄弟たちは
「お父さん、そんなことはありません。これは神の恵みです」
などという反論は一切できません。
なぜなら、彼らは罪責感にとらわれていて、
「彼の血の報いを受けるのです」
(創世記42:22)
という考え方しかできなくなっていたからです。
なぜこんなことが起きたのか。
↓
神が我らを罰しているのだ。
↓
今後、次々と裁きが下る。
このようにして、ヤコブ一家はヨセフの愛の中に囲まれていながら、地獄の入り口にさしかかったような気分を味わっていたのです。
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神のご計画が実行されているのに、最悪に向かっているようにしか思えない時があります。
その時は、自分の気分を疑ってみましょう。
本当にこれは最悪なのか?
事実は違うのではないか?
そして、最善を成して下さる神を信じる方向に、意志的に舵を切るのです。
これが旧約聖書を読んで学んで生きる生き方です。
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神の最善を信じて今日一日を乗り切って参りましょう。
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