今日のみ言葉【No.3338】(2024年 4月17日)「ヨセフとポテパル(1)」

主がヨセフと共におられたので、彼は幸運な者となり、その主人エジプトびとの家におった。
(創世記39:2)

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「親ガチャ」という言葉が若者の間で使われ、共感を呼んでいます。

100円玉を入れてハンドルを回すと、カプセルに入った玩具が出てくるマシン「ガチャポン」を思い浮かべてみて下さい。

子供は何が出てくるか選べません。

それと同じように、どんな親のもとに生まれるかは運任せで、自分の人生は良い親か毒親かによって決まってしまうという考え方です。

生まれた環境に差があるのは現実です。

ヨセフはエジプトに売られ、良い主人に巡り会ったのでしょうか。

それとも劣悪な環境のもとで苦労したのでしょうか。

聖書はそのような考え方を遙かに越えた人生の在り方を示しています。

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ヨセフの運命は彼の意志とは関係なく決められました。

「さてヨセフは連れられてエジプトに下ったが、パロの役人で侍衛長であったエジプトびとポテパルは、彼をそこに連れ下ったイシマエルびとらの手から買い取った」
(創世記39:1)

ヨセフは奴隷なので商品です。

物と同じく売り買いされ、ポテパルの家で働くこととなったのです。

その主人によって彼の生活も運命も決められるのでしょうか?

聖書はそのようには言っていません。

聖書が明かす真実は、

「主がヨセフと共におられたので、彼は幸運な者となり、その主人エジプトびとの家におった」
(創世記39:2)

ということです。

「主がヨセフと共におられた」というところがポイントです。

この「主」とは、アブラハムと契約を結び、その約束を必ず果たされる神である「主」です。

新改訳聖書では【主】と表記され、これは固有名詞である神の名前「ヤハウェ」であることがわかります。

神はアブラハムと結んだ祝福の契約を、その子孫であるヨセフにも適用なさり、ヨセフはポテパルの家で成功者となりました。

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どの家、どの親のもとに生まれたかが、人生に大きな影響を与えるのは事実です。

確かに、あんな兄弟の中に生まれなければ、ヨセフはエジプトに売られていなかったことでしょう。

しかし、生まれ落ちた環境ですべてが決まるのではないことを聖書は語ります。

歴史を支配される神がおられ、約束に基づいて祝福を与える神によって人生が運ばれることをこの箇所は教えているのです。

さあ、ヨセフには神がついておられるのですから、良いことばかりが起きるのでしょうか?

以下、次回に続きます。

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新約聖書時代を生きる現代のクリスチャンは、イエス・キリストを通してアブラハムの祝福の契約の継承者となります。

神の祝福に与(あずか)ることを信じて、今日の一日を希望を持って生きて参りましょう。

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Posted by maruyama