今日のみ言葉【No.19】(2011年 4月 8日)
「だれでもキリストにあるならば、その人は新しく造られた者である。古いものは過ぎ去った、見よ、すべてが新しくなったのである。」(コリント人への第二の手紙5:17)
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昨晩の大きな余震、皆様お変わりなかったでしょうか?
私は停電で真っ暗になり、この時とばかりに用意していたローソクに火をともしましたが、手が震えてローソクを倒してしまいました!冷静になっているつもりで、実は心は波打っていたのですね。体は正直にそれを表してくれました。
3月11日の大地震を体験したはずなのに、私は何も変わっていない、と、がっかりしそうになりました。
しかし、今日の御言葉は、「すべてが新しくなった」と宣言しています。キリストを信じた者は、罪贖われ、霊的に新しく生まれたゆえに、新しく創造された存在なのです。
この神の宣言と私たちの感覚には違いがあります。それはスタートラインを見ているか、ゴールを見ているかの違いによります。
あるお宅で、「キャー、早く捨てなさい!」というお母さんの叫び声が聞こえてきました。お父さんが玄関に駆けつけてみると、小学生の息子さんがお母さんに手のひらに載せたものを一生懸命見せようとしています。
何とそれはカブトムシの幼虫でした。彼は目をキラキラさせながらそれを見つめているのです。お母さんにとっては現在のこの気持ちの悪い白いブヨブヨしたものしか見えませんが、彼の目には、あと数ヶ月もしたらそうなる、黒光りした勇ましい成虫としてのカブトムシが見えているのです。
オリンピックの100メートル競走の選手は、スタートラインを見つめて走ることはしません。スタートラインについた者が見るのは、ただゴールだけです。
新しく造られた者として、与えられた新しい一日を神と共に過ごして参りましょう。
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