今日のみ言葉【No.3167】(2023年 9月 2日)「生活の処方箋(73)『キリストの無尽蔵の富』」

すなわち、聖徒たちのうちで最も小さい者であるわたしにこの恵みが与えられたが、それは、キリストの無尽蔵の富を異邦人に宣べ伝え、
(エペソ3:8)

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「本当に豊かな人生が約束されているのだろうか」

とふと思うことはありませんか。

祝福を得るために最も大切な心構えは、

「祝福を受けるにふさわしい自分である」

という認識を明確に、強固になさることです。

このことを忘れると、限られた自分の経験や自己認識の小ささに合わせて、無尽蔵の祝福を輪切りにしてしまいかねません。

釣りをしている人がいました。

大きな魚を釣ったにもかかわらず、その魚を川に戻しています。

その後も何度も同じことを繰り返します。

やがて小さめの魚を釣り上げ、喜々として持ち帰りました。

理由を聞くと、

「家には大きな魚を入れる器がない」

と答えたそうです。

私たちはこの釣り人の愚かさを笑えないはずです。

「自分の小さな器に祝福を盛る」

のではなく、

「無尽蔵の祝福の中に自分の身を託す」

と逆転の発想をすることは、豊かな生き方への一歩です。

(※田中信生の『生活の処方箋』より)

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使徒パウロは、「キリストの無尽蔵の富」が神の恵みによって与えられていることを語ります。

キリスト到来以前の旧約時代、ユダヤ人は、

「選民であるユダヤ人のみが救われ、他国民は神の祝福には与れない」

と考えていました。

まさに

「自分の小さな器に祝福を盛る」

という生き方です。

しかし、キリスト到来以降の新約時代は、

「無尽蔵の祝福の中に自分の身を託す」

という時代になっています。

ユダヤ人のみに限られた救いではなく、聖書の神に縁が無かった異邦人にも神の恵みが及び、救われる時代となったということです。

従って、パウロは、

「キリストの無尽蔵の富を異邦人に宣べ伝え」
(エペソ3:8)

と、この無尽蔵の祝福を全世界の民に伝えることに人生を費やしました。

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あなたも同じです。

自分の目で、

「あれがいいか、これがいいか」

と祝福を選ぼうとするのではなく、

「今日出会うものはすべて神からの祝福」

と見て、いったん、まず、受け入れてみるのです。

それは食べ物を味わう過程と似ています。

口にした後、

「やっぱりその通りだった。おいしいなあ」

と、喜んで食べる時もあり、

「いや、これは違う。食べない方が良い」

と、やめる時もあり、

「苦くて口に合わないけど、私に必要な栄養があるはずだ」

と、あえてその中で踏みとどまり、神からの祝福だと後にわかることもあるでしょう。

「あなたサイズ」から、「キリストの無尽蔵の富サイズ」へと成長する秘訣は、まず食べてみること。

つまり、やってみることです。

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「祝福を受けるにふさわしい自分である」という意識を明確にし、今日のチャレンジを続けて参りましょう。

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