今日のみ言葉【No.3005】(2023年 2月 8日)「イサクの嫁選び(10)」

あなたがたが、もしわたしの主人にいつくしみと、まことを尽そうと思われるなら、そうとわたしにお話しください。そうでなければ、そうでないとお話しください。それによってわたしは右か左に決めましょう」。
(創世記24:49)

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厚生労働省が令和元年に実施した調査では、男性の平均初婚年齢は31.2歳、女性は29.6歳です。

お互いに「この人と結婚したい」と思ったタイミングでゴールインできれば理想的です。

さて、聖書の時代、結婚相手は自分で決めるのではなく、父か兄が決めることになっていました。

リベカの結婚の決め手は何だったのでしょう?

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今日の聖句は、エリエゼルがリベカの兄ラバンと父ベトエルに決断を迫ったところです。

その前に彼は今までのいきさつを説明しています。

創世記24:33で、彼は、

「わたしは用向きを話すまでは食べません」

と言い、ラバンが

「お話しください」

と言ってから以降の部分は繰り返しとなり、重複していますが、聖書はこれを省略していません。

ここは論理的説明というより、エリエゼルの熱心さを表す箇所です。

彼はなぜ自分がここにいるのか、そして、彼の祈りを神が答えてくださったという確信を表明します。

エリエゼルは「これは間違いなく神の御心だ」と確信していますが、だからといって強引に事を押し進めることはしません。

「あなたがたが、もしわたしの主人にいつくしみと、まことを尽そうと思われるなら、そうとわたしにお話しください。そうでなければ、そうでないとお話しください。それによってわたしは右か左に決めましょう」
(創世記24:49)

と相手にゆだねています。

これは横綱相撲のようなものです。

立ち合いから相手を圧倒して勝つ勝ち方もありますが、相手十分の得意な体勢を取らせてから自分の地力を見せつけ、別格の力を示して勝つのが横綱相撲です。

エリエゼルは神という横綱が背後にいらっしゃるという確信があるからこそ、余裕を持ってリベカの結婚を親兄弟の判断に任せることができたのです。

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神を第一とし、第一のものを第一とする人には神の報いがあります。

彼はリベカの兄と父から、

「この事は主から出たことですから、わたしどもはあなたによしあしを言うことができません。リベカがここにおりますから連れて行って、主が言われたように、あなたの主人の子の妻にしてください」
(創世記24:50-51)

という100点満点の答えをもらいました。

彼はそれを自分の手柄とはせず、あくまでも神の導きゆえの恵みであることを表すために、

「アブラハムのしもべは彼らの言葉を聞いて、地に伏し、主を拝した」
(創世記24:52)

と神を礼拝しました。

「そしてしもべは銀の飾りと、金の飾り、および衣服を取り出してリベカに与え、その兄と母とにも価の高い品々を与えた」
(創世記24:53)

とあるのは花嫁料を払ったということで、これで正式に婚約が成立します。

この後、

「彼と従者たちは飲み食いして宿った」
(創世記24:54)

とあります。

神のことを第一とした人にとって、食事は祝福の場となるのです。

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神を第一として生きる今日として参りましょう。

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Posted by maruyama