今日のみ言葉【No.461】(2012年12月 7日)

彼らは、御座の前、四つの生き物と長老たちとの前で、新しい歌を歌った。
(黙示録14:3)

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日本のCDアルバムセールスで今もって1位なのは宇多田ヒカルさんです。全世界で約1千万枚売れたそうです。

CDの表題となった曲「First love」(ファースト ラヴ)は、失恋した女性の気持ちを歌っています。

その歌詞のまとめの部分は、

「今はまだ悲しい love song
 新しい歌 うたえるまで」

です。

心が全く切り変わらなければ、同じラヴソングでも悲しみの曲。

しかし、同じ歌でも新しい歌となる未来を目指す、ほのかな光が最後に見えるような気がします。

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今日の聖句の

「新しい歌を歌った」

とは、新曲を発表したのではありません。

私たちが新しい世界に生まれ変わると、その世界ならではの新しい思いとなり、それが新しい歌となって現れるということです。

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逆に、歌うどころか言葉が出なくなった聖書中の人物がいます。

バプテスマのヨハネの父親ザカリヤです。

彼は御使から妻エリサベツが子供を産むことを告げ知らされます。

しかし、彼は

「どうしてそんな事が、わたしにわかるでしょうか。わたしは老人ですし、妻も年をとっています」。
(ルカ1:18)

という理由で、御使の言葉を信じませんでした。

それゆえ、

「この事の起る日まで、ものが言えなくなる」。

と言われ、子供が生まれるまで口がきけないままになってしまいました。

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「そんなことはあるはずはない」

と思っていると、新しい歌は口から出てこないようです。

神がそう語るならば、その「あるはずがない」ことが起きるのです。

自分がいかに貧しくとも、能力が無くとも、過去に傷があろうとも、その自分をキリストが愛して下さると聖書は語ります。

このことを、

「そんなことはあるはずはない」

と思う人には新しい歌は生まれません。

キリストは十字架で死ぬ程までにこの自分を愛して下さっているのです。

キリストの中に自分を見いだす。

それが「あるはずがない」ことの中に自分を見いだすことです。

新しい歌はそこから生まれてきます。

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自分の側から神を、でなく、神の側から自分を見て参りましょう。

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Posted by maruyama