今日のみ言葉【No.2724】(2022年 1月19日)「最後に勝つ」

ELSA/GETTY/IMAGEより

その日、人は言う、「見よ、これはわれわれの神である。わたしたちは彼を待ち望んだ。彼はわたしたちを救われる。これは主である。わたしたちは彼を待ち望んだ。わたしたちはその救を喜び楽しもう」と。
(イザヤ25:9)

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かつて日本卓球の黄金時代を支えた荻村伊智朗氏は「51%理論」を唱えました。

ボールを強打(スマッシュ)して決まる確率が51%、ミスする確率が49%なら、迷わずスマッシュせよ、そうすれば勝てるということです。

100対0の圧倒的勝利ではなく、51対49の薄氷の勝利でも勝ちは勝ちだからです。

ただしこれは、勝負球以外はミスは1つもなく、「バシッ!」と打ったら必ず決まるという条件をクリアした上での理論です。

神様は完全でノーミスの方ですから、人間の目には失敗と映る出来事があっても、最終的勝利を得られるのです。

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今日の聖句は、救い主が来られ、メシアが統治する千年王国時代の喜びを表したところです。

「わたしたちは彼を待ち望んだ」
(イザヤ25:9)

と2度も書いてありますから、その待ち望みは相当大きいものだったのでしょう。

つまり、それは、神を信じていても失望を味わう時がいかに多かったかを行間に示していると言えましょう。

希望を抱ける時もあれば、失望に沈む時もある。

それがほぼ半々で、イスラエルの民は本当に神を信じていいのかわからなくなる時を過ごしたのです。

しかし、最終的に、51対49で神の勝利は動きません。

私たちはその神を見上げ、最終的勝利を見据えながら、今日の戦いに臨むのです。

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最後に勝つことがわかっている人たちは、目先の勝ち負けに一喜一憂しません。

プロ野球のピッチャーで、巨人から日本ハムにトレードされた林投手は、自分が打たれたせいで試合に負けてしまいました。

試合後、彼ががっかりしている姿を見て、日本ハムの先輩たちが

「何してるの?」

と聞いてきました。

「いやー、本当に申し訳ない。僕が打たれてチームに迷惑かけて…」

と言うと、

「80勝したら60敗するんだよ。シーズンの最後に80勝してればいいんだ。そんなことで一喜一憂してたら疲れちゃうよ」

と言って、彼らは卓球大会を楽しそうに始めたのだそうです。

そしてその年、結果として優勝していたのです。

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最後に勝つことを信じ、

「わたしたちはその救を喜び楽しもう」
(イザヤ25:9)

というイザヤの言葉に従って、今日を歩んで参りましょう。

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