今日のみ言葉【No.363】(2012年 7月28日)

この幕屋の中にいるわたしたちは、重荷を負って苦しみもだえている。それを脱ごうと願うからではなく、その上に着ようと願うからであり、それによって、死ぬべきものがいのちにのまれてしまうためである。
(第2コリント5:4)

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人間の体は約60兆個の細胞で構成され、毎日、古い細胞が壊れ、新しい細胞が作られます。

その1個々々の細胞にはあなたを特徴付ける遺伝子が書き込まれていますが、60兆個全て、間違いなく複製され続けて今があるのです。

人体とは何と精密に、そして正確に維持されているのでしょうか!

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この体を聖書では「幕屋(まくや)」と呼んでいます。

幕屋とはテントのことです。

これほど素晴らしい体がテントにしか過ぎない、と表現されているのは、肉体が命の一時的な宿り場だからです。

天に永遠の住まいがあり、地上では肉体というテントに仮住まいしている、というのが聖書のメッセージです。

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やがてこの肉体という幕屋は壊れます。

人間の体はどんなに努力しても老化し、病に倒れ、やがて死を迎えるのです。

しかし死は、

「死ぬべきものがいのちにのまれてしまう」

時です。

救いを確信する者にとっては、テントからしっかりした建物に移れる時なので、その意味でむしろ喜ばしい出来事として受け止められます。

さらに、地上での生涯を送る今、永遠の住まいを考えながら生きることが出来るので、地上の損得だけが人生の判断基準とはなりません。

自ずと生き方は変わっていきます。

そこにキリストを信じて生きる人生の素晴らしさがあります。

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現在から未来を見るのでなく、永遠の未来から現在を見て生きる一日として参りましょう。