今日のみ言葉【No.2525】(2021年 4月28日)「喜んで耐えかつ忍ぶ人へ」

NASA, ESA, Z. Levay and R. van der Marel (STScI), T. Hallas, and A. Mellinger
更にまた祈るのは、あなたがたが、神の栄光の勢いにしたがって賜わるすべての力によって強くされ、何事も喜んで耐えかつ忍び、
(コロサイ1:11)
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最初に気の遠くなるような話をします。
私たちが住む地球という惑星は太陽の周りをまわっています。
太陽系は天の川銀河の一部にあり、お隣のアンドロメダ銀河と接近中で、やがて衝突、融合するのだそうです。
とは言っても、それは40億年後と予想されています。
また、衝突と言っても星と星の間には広大な空間があるので、実際にぶつかることはまず無いだろうということです。
何とも壮大な話ではありますが、こんなことは大宇宙の片隅(かたすみ)で起きているに過ぎないのだと知ると、さらに気が遠くなりそうです。
これらすべてを支配し、動かしているのが神なのですから、神の力の偉大さは想像を絶します。
その神様が、私たち一人々々にパーソナルに関わってくださるというのが聖書の主張です。
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神様にそんな力があるなら、私の問題なんかチョチョイのチョイで解決してくれればいいのに、と思ったことはありませんか?
たしかにそうできる御方です。
しかし、神はあえてそうなさらず、その力を私たちの内に忍耐と喜びが生み出される方向へお使いになられます。
「更にまた祈るのは、あなたがたが、神の栄光の勢いにしたがって賜わるすべての力によって強くされ、何事も喜んで耐えかつ忍び」
(コロサイ1:11)
私たちが神の力によって強められるのは、何事も喜んで耐えかつ忍ぶ人格へと成長するためです。
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新約聖書の原語のギリシャ語では、耐えるはヒュポモネーン、忍ぶはマクロスミアという違った語が使われています。
ヒュポモネーンは、ただ頭をうなだれて事の過ぎ行くのをじっと待つということではありません。
ある事に耐えながら、それを栄光あるものに変えていく力を意味します。
マクロスミアは、人に対する忍耐です。
人々から意地悪をされ、不愉快な思いをし、その愚かさにあきれても、決して失望せず、いらだたず、その人を愛する愛に変化がないようにする心と思いのことを言います。
コリント人への第1の手紙第13章は愛の章として有名です。
ここに愛の定義が書かれてありますが、その一番最初は
「愛は寛容であり」
(第1コリント13:4)
です。
この寛容がマクロスミアです。
神は愛による忍耐が神を信じる者の内に培われるように、その偉大な力をお用いになられるのです。
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神に祈れば問題はすぐ解決しそうに思いますが、神の優先順位は私たちの内に忍耐を養うことです。
喜んで耐えかつ忍ぶ愛の人へと成長させて下さる神の力を感じつつ、今日の確かな歩みを進めて参りましょう。
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