今日のみ言葉【No.2431】(2020年12月16日)「すでに成ったと信じる」

イエスは答えて言われた、「よく聞いておくがよい。もしあなたがたが信じて疑わないならば、このいちじくにあったようなことが、できるばかりでなく、この山にむかって、動き出して海の中にはいれと言っても、そのとおりになるであろう。
(マタイ21:21)

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あるお宅の部屋の戸を開けようとしたら、キツくて動きません。

「ここだけ鍵がかかっているのかな?強引に開けようとしたら壊すかもしれない」

と思った私は、その家の人に尋ねたところ、

「ああ、そこちょっとキツイんだよ。でも開くよ」

と言って、グイッと力を入れて戸を開けてしまいました。

私のように

「開くか開かないかわからない」

と信じている人は開けられず、

「開くものだ」

と信じているその家の人は開けられるのです。

その後、私も

「なんだ、開くのか」

と思って力を入れると、確かに戸は思った通りに勢いよく動いてくれました。

本当に鍵がかかっていればもちろん開きませんが、開くのが当たり前と信じている人にとっては、開かれていくのです。

この信仰の力を知らせるため、イエス様は弟子たちに御言葉を残されました。

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今日の聖句は一般の人々にもよく知られている箇所です。

「信じれば何でもできる」と、人間の頑張りによって何でも可能だと保証される感がするからでしょう。

しかし、この一文だけを取り上げるのではなく、文脈の中でどうなのかを探らなければなりません。

この箇所は、イエス様が十字架につけられる直前にあります。

イエス様は間もなく弟子たちの前から去ります。

そうなった後でも、彼らが信仰を失わずに持ち続けるために、いちじくの木を枯らすという視覚教材を与え、

「よく聞いておくがよい。もしあなたがたが信じて疑わないならば、このいちじくにあったようなことが、できるばかりでなく、この山にむかって、動き出して海の中にはいれと言っても、そのとおりになるであろう」
(マタイ21:21)

と言われたのです。

つまり、これは弟子訓練であって、決して人間の欲望が思うままに叶う方法を伝授したのではありません。

神に信頼し、そこにとどまり続けていく時、「山」にたとえられるような困難な問題が解決へと動き出していくのです。

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信じて疑わない人に共通することは、

「すでにそれは成ったものだ」

という前提で今を生き、努力を積み重ねることです。

たとえば、お子さんをお持ちの親御さんなら、生まれたての赤ちゃんの頃から将来のために貯金をすることでしょう。

成人して世の中に出ることが

「すでにそれは成ったものだ」

として、その20年前の現在からふさわしい行動を取るのです。

信じて疑わない人は、なるかならないかわからないその時から、「成ったものだ」として働いているのです。

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私の体験を申し上げると、2020年の今年、過去のメッセージ動画を100本以上Youtubeで公開することができました。

20年以上前からそのようなビジョンはありましたが、神の時はまだ来ていませんでした。

せっせと録画したビデオファイルを保管し、いつの日かのために技術を習得する日々が続きましたが、もしかするとそのまま埋もれて無駄に終わっていたかもしれません。

ところが今年、コロナウイルスの世界的流行で自粛生活となり、インターネットの動画での礼拝が当たり前の世の中へと大転換しました。

教会に来ることができずに家で過ごす方々の力づけのために、メッセージ公開へと道が開かれていったのです。

私にとっては、山が動いて海の中に入ったような感覚ですが、本当に「成ったものだ」と信じて積み上げてきたものがあったゆえのことです。

神様は、神に信頼して動く者を祝福して下さるのだと心底思わされています。

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「そのとおりになる」と言われるイエス様の約束に信頼し、祝福の先取りをして今日の努力を積み重ねて参りましょう。

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