今日のみ言葉【No.2011】(2019年 5月18日)「導き手」

2019年5月18日

信仰の導き手であり、またその完成者であるイエスを仰ぎ見つつ、走ろうではないか。
(ヘブル12:2)

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先日、「Sさんから紹介されまして…」という方のご相談をお受けしました。

お話を聞くとお子さんが学校に行っていないとのこと。

「なるほど、だからSさんか」と私は納得しました。

彼女のお子さんもかつて不登校児で、それをきっかけにして教会に来られ、今は先輩ママとしてヤングママたちの相談に乗っておられるのです。

そのような人を持つ後進の方々は何と幸いなことでしょう。

聖書は、私たちと同じ思いを先に味わい、そこを通り抜け、信仰を完成したイエス・キリストこそ私たちの導き手だと語っています。

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「イエスを仰ぎ見つつ」という言葉はヘブル人への手紙のキーワードです。

この手紙を受け取った人々は、ユダヤの伝統や旧約聖書の知識を持ち、新たにキリストを受け入れたユダヤ人クリスチャンです。

彼らはアブラハムの子孫だから自分たちは自動的に救われているのだという当時の考え方を捨て、イエス・キリストへの信仰によって救われるという新しい真理を選んだ人たちです。

初代クリスチャンである彼らは、新しい場所に足を踏み入れ、進んでいかなければなりませんでした。

それは、

「祝福されたければ、こうしなさい」

という条件付きのものではなく、

「すでに祝福されているのだから、こうしなさい」

というものなのです。

経験のない、新しい生き方をするためには、先にそこを通り、「こう行けばいいのだよ」と教えてくれる先導者が必要です。

それがイエス・キリストだというのです。

「信仰の導き手であり、またその完成者であるイエスを仰ぎ見つつ、走ろうではないか」
(ヘブル12:2)

聖書を読み、そこにキリストの生き方を尋ね求め、救われた感謝の応答でその生き方に倣うことが「イエスを仰ぎ見つつ走る」ということです。

また、私たちは教会に集いますが、先にその道をたどった先輩クリスチャンの実例を見、具体的にこう生きるのだなと学ぶことは、あなたのクリスチャン生活において非常に有効です。

あなたが試練の中で聖書に生き方を見出し、他のクリスチャンで同じ状況を味わった方々のアドバイスを参考にして生きると、やがてその試練を通り過ぎたあなたが、後に続く人々のお手本となり、導き手となっていけるのです。

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先程のご相談に見えたお母さんのお話をお聞きすると、学校の対応は申し分なく、スクールカウンセラーのアドバイスも的確で、病院の健康診断でも際立った異常はありません。

それならば、学校やカウンセラーや医師の言う通りにしていけば良いはずなのですが、やはり人間はどうしてもそこに不安を持つのです。

専門家はゴールを示します。

しかし一般人はゴールだけを見ては安心できません。

一緒に歩いてくれる人を必要とするのです。

そしてその人は、自分と同じ不安を味わい、自分と同じ失敗を幾度となく繰り返し、自分自身にあきれながらもなんとか気持ちを整えてやりくりし、何度も何度もチャレンジしながら敗北し、それでも最後にゴールにたどり着いた人でなければならないのです。

その人となら安心して歩んでいけます。

先輩ママはそういう人が最適なのです。

あなたの数ある失敗は、その時、神から与えられた豊かな宝であったと気づくのです。

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信仰の導き手であるイエス・キリストを仰ぎ見つつ、共に励ましあい、今日の一日を生きて参りましょう。

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Posted by maruyama