今日のみ言葉【No.1991】(2019年 4月17日)「私は必ず帰って来る」

2019年4月17日

麦と毒麦

わたしはあなたがたを捨てて孤児とはしない。あなたがたのところに帰って来る。
(ヨハネ14:17)

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「プロポーズ あの日にかえって ことわりたい」

哀愁ただようサラリーマン川柳の最優秀作品(第13回)です。

一度定まった歴史を変えることができませんが、もしあの時、ユダヤ人がイエス様を拒否しないでメシアとして迎えたら、どうなっていたでしょうか?

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イエス様は王となり、全世界に対して素晴らしい統治を始められたことでしょう。

イスラエルがメシアを王として戴く時代は、私たちが「千年王国」として知っている時代と同じことを意味します。

つまり、「恵みの時」と言われている今私たちが生きている「教会の時代」は、ユダヤ人がイエスをメシアではないと拒否したところから起きた時代なのです。

ですから、異邦人が救われる教会の時代は旧約聖書には預言されていません。

現在は、後から啓示された「奥義としての時代」なのです。

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この時代の特徴は、イエス・キリストという王が天に戻られ、地上にはいないことです。

「また天国は、ある人が旅に出るとき、その僕どもを呼んで、自分の財産を預けるようなものである」
(マタイ25:14)

主人の姿が見えないのと、いつ帰って来るかわからないので、忠実に勤めるどころか、手を抜いて自分の意のままに生きる人たちも出るようです。

「しかし、もしその僕が、主人の帰りがおそいと心の中で思い、男女の召使たちを打ちたたき、そして食べたり、飲んだりして酔いはじめるならば」
(ルカ12:45)

それに加えて、サタンが毒麦を蒔いていきます。

「人々が眠っている間に敵がきて、麦の中に毒麦をまいて立ち去った」
(マタイ13:25)

毒麦とは毒性があって食べたら死んでしまうというようなものではありません。

麦とよく似ているので見分けがつかず、間違って収穫し、毒麦が入った粉でパンを焼くと、苦い味のパンが出来上がり、良い麦全体が台無しになります。

つまりこの時代は、本物と偽物とが入り混じっていて、注意して見ないと見分けがつかない状態にあるということです。

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今の時代を生きる私たちが、この生涯を終えた時点で、

「あの日に帰ってやり直したい…」

と言うことなく、

「ハレルヤ!ああいう風に生きてきてよかった。私は確かに神の救いにあずかっている」

と天国で喜びの叫びを上げられる秘訣は、

「わたしはあなたがたを捨てて孤児とはしない。あなたがたのところに帰って来る」
(ヨハネ14:17)

と言われるイエス様の約束を信じて今生き抜くことです。

先のたとえ話で言えば、必ずご主人様は帰ってこられるのだから、いない間も忠実に務めよということです。

そして、毒麦が一緒に成長し、はびこっていても、そこには手も口も出さず、それらは最後の審判の時に刈り取られるのだと見定め、自分が成長するためにはどうしたらいいのかという方向に照準を定めて生きるのです。

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この世で、

「なぜあんな人たちがのうのうと生きていられるのか?」

とあなたが日頃感じている理由がおわかりになりましたか?

今の時代は本物と偽物がごちゃまぜになっている時代だからです。

ただしその人たち全てが地獄で裁かれると決まったわけではありません。

人生、誰でも、どこかで、悔い改めのチャンスが与えられます。

そして、

「しかし、罪の増し加わったところには、恵みもますます満ちあふれた」
(ローマ5:20)

とあるのですから、罪深かった人ほど神の深い恵みにあずかり、見違えるような聖人に変えられることもあります。

また、教会内で「あの人は毒麦だったか…」と思えるような人がいたとしても、実はその人こそ本物の信仰を持った人であることがあったりします。

勝手に毒麦だと思って取り去ってはならないのです。

「いや、毒麦を集めようとして、麦も一緒に抜くかも知れない」
(マタイ13:29)

とイエス様が警告しておられるからです。

人の動向に惑わされず、自分の人生を生きることに徹する。

これが神の御心に沿った生き方なのです。

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イエス様は必ず帰ってこられるのだと確認し、目に見えない神に忠実に生きる日として、信仰の一日を歩んで参りましょう。

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