今日のみ言葉【No.1976】(2019年 3月30日)「呼び求める」
わたしが悩みのうちに、主に呼ばわると、主はわたしに答えられる。
(詩篇120:1)
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車でトンネルに入ると、照明はありますが、一挙に暗くなります。
なぜ恐くないのでしょう?
簡単です。出口があるとわかっているからです。
悩みのトンネルも同じです。
「主はわたしに答えられる」という出口があるのを知っているので、笑顔でその中を通っていくことが出来るのです。
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詩篇第120篇から134篇までは「都もうでの歌」となっています。
都とはエルサレムのことで、新改訳聖書で「都上りの歌」と訳されているように、海抜800メートルの山の上にあるエルサレムまで上って行く時の歌です。
その最初の一行は、
「わたしが悩みのうちに、主に呼ばわると、主はわたしに答えられる」
(詩篇120:1)
となっていますが、それ以下の節では問題山積の状況が描かれています。
「わたしは久しく平安を憎む者のなかに住んでいた」
(詩篇120:6)
そこで、ここから逃れ出たいという強烈な願いが起こされ、次の第121篇で
「わたしは山にむかって目をあげる。わが助けは、どこから来るであろうか。わが助けは、天と地を造られた主から来る」
(詩篇121:1-2)
と、いよいよ都に上って行こうとする強い決心が与えられています。
今日の聖句は都もうでの結論を先に言っているのです。
現実はどこから手を付けていいのかわからないほど混乱している120篇であるのに、
「わたしが悩みのうちに、主に呼ばわると、主はわたしに答えられる」
(詩篇120:1)
と言えるのは、
「な~んだ、この先には最善となっている未来があったのだ」
という信仰の真理をつかんでいるからです。
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ただし、悩んでジタバタしているだけであなたの求めるものが与えられる、というやり方は神様はお取りになりません。
神はあなたが神に呼び求めることを望んでおられるのです。
神はあなたが大好きで、あなたと会いたいと切に願っておられます。
しかし、あなたの生活にお節介に干渉する御方ではありません。
相手の正式な求めがあってから、それに応じていく大人の対応をされる御方であり、また、人間側にもそれを求めておられます。
神は人格的な御方ですから、そのような人格的交流をなさろうとしてあなたを導いておられるのです。
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神は聖書の中で何度も「呼び求めよ」と、人間が神に目を上げ、訴え、要求することを奨励しておられます。
「わたしに呼び求めよ、そうすれば、わたしはあなたに答える。そしてあなたの知らない大きな隠されている事を、あなたに示す」
(エレミヤ33:3)
「今までは、あなたがたはわたしの名によって求めたことはなかった。求めなさい、そうすれば、与えられるであろう。そして、あなたがたの喜びが満ちあふれるであろう」
(ヨハネ16:24)
呼び求めたら、神は答えてくださると約束されています。
ただし、人間の描くシナリオと神の御計画は違います。
私たちはしばしば、
「災いを遠ざけ、何事もなく平安に…」
と問題が全く起こらない状況を神に願います。
しかし、祈って、思い描いた通りに事が進まない時がやって来ます。
すると、ここぞとばかりにサタンがやって来て、耳もとでささやきます。
「神は約束を果たしていないぞ。おかしいぞ。だまされているのではないか」
人間の心に「疑い」というものを残して、サタンはヒラリと身を返して去っていきます。
ここが勝負の勘所です。
サタンの惑わしに乗らず、
「神がおかしいのではなく、私のやり方を修正する必要があるのではないか」
「物事が一直線にスムーズに進むことなどめったに無い。障害物があるからドラマになるのだ」
「振り出しに戻ったら、またやり直せばいい。一度行った道は最初の時より速く行ける」
という考え方の方を選択し、悩みと障害物をあえて残していることが神の御心であり、そこを通されることによって、自分では想像もつかない未来を与えてくださるのだと神を信頼して進むのです。
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トンネルには出口があるのが当たり前だ、と思いを新たにし、今日の一日に進んで行きましょう。
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