今日のみ言葉【No.1962】(2019年 3月13日)「あなたなりの歩み方」

2019年3月13日

わが力なる主よ、わたしはあなたを愛します。主はわが岩、わが城、わたしを救う者、わが神、わが寄り頼む岩、わが盾、わが救の角、わが高きやぐらです。わたしはほめまつるべき主に呼ばわって、わたしの敵から救われるのです。
(詩篇18:1-3)

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私は年会費無料のクレジットカードと、年会費を払うカードの両方を持っています。

有料の方をやめてもいいのに、と思われますか?

しかし、こればかりはやめたくありません。

一言で言って「強いカード」だからです。

ある時、海外決済で無料のカードを使った時にトラブルとなり、その会社に問い合わせたところ、正式な解決は2ヶ月先まで待ってくれと言われました。

これでは埒が明かない、緊急のことだから、と、年会費を払っている強いカードの方に連絡すると、わずか数時間後に問題は解決していました。

無料と有料の差は、身の危険が迫った時に、いかに自分を守ってくれるかの差として現れます。

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ダビデは自分の人生を振り返り、苦難の時に守って下さった神を賛美しています。

「わが力なる主よ、わたしはあなたを愛します」
(詩篇18:1)

何としても褒め讃えたいので、その当時、彼が考えられる限りの確かなものを列挙して神の堅固さを言い表しています。

「主はわが岩、わが城、わたしを救う者、わが神、わが寄り頼む岩、わが盾、わが救の角、わが高きやぐらです」
(詩篇18:2)

ダビデは、神を信じている限り災いに遭わないと言っているのではありません。

彼の人生を見ると、まじめに忠実に仕事に励み、何の非の打ち所もないのに、サウル王という上司に嫉妬され、命を付け狙われるという理不尽かつ危険な状態を何年も耐え続けなければなりませんでした。

神を信じていても、苦難や災いは他の人と同じように降りかかってきますし、悪意ある者の罠があちこちにあります。

当然、傷つくこともあるでしょうし、失うものもの出てきます。

全く無傷で安全な人生など無いのです。

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しかしダビデはまたこう言っています。

「わたしはほめまつるべき主に呼ばわって、わたしの敵から救われるのです」
(詩篇18:3)

神に祈り求める時、苦難や試練はあるが、それは表面的なものだけを取り去っていくだけで、真に必要な私たちのいのちの部分は完全に守られるということです。

このような意味で、神のセキュリティーシステムは完全です。

神はあなたの大事なものを守って下さいます。

ダビデは追跡の恐怖に怯え、体力を消耗し、肉体的・精神的面ではかなりの痛手を負いました。

しかし、

「神の使命を果たすために生かされている」

という部分は手付かずで残され、かえって試練によって強められ、守られたのです。

神はあなたの思わぬ部分を守っておられるのです。

やがてそれが真価を発揮し、このために私は生かされてきたのだと神の御心が明らかにされる時がやってくるのです。

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ひろ子さんはいわゆる「どんくさい子」でした。

人よりやることに余計に時間がかかり、何をやっても遅れがちで、また言葉数が少ない人だったので、いじめられっ子の典型でした。

大人になり、彼女は教会に来て、どんな人も神様が愛してくださることを知り、キリストの救いを受け入れました。

後は訓練です。

それは「どんくさい自分」を「テキパキやれる自分」へと変化させる訓練ではありません。

全てに時間がかかるということは、それだけ物事を間違いなく確実に行おうとするこだわりがあるからだと知った彼女は、そういう自分に誇りを持つようになりました。

「どんくさい自分のままで生きていていい。いや、その自分が素晴らしいのだから、さらに磨きをかけていこう」

静かで目立たない彼女は、人知れず自分育ての訓練を続け、時間がかかっても手順通りに間違いなく行う訓練を自らに施していったのです。

やがて突然の災難が襲ってきました。

住んでいた寮で、思わぬところから火が出て、火事になりかけたのです。

みんなが火元を消そうと必死になっていた時、ひろ子さんだけは反対方向の台所へトコトコと歩いて行き、常備してあった消火器を取り、いきなり栓を抜いて、「プシューッ!」と白い粉を廊下に撒き散らしながら、またトコトコと火事の現場に向かい、他のメンバーと協力して鎮火に成功しました。

どんくさい彼女だけが「消火器!」と思いつき、正しく使用できたのです。

これには後日談があり、後で調べたところ、実は火は廊下の隅を伝わって、台所の方へと走っていた形跡があったことがわかったのです。

みんなが「こんなところまで白い粉を撒き散らして!掃除が大変だよ!」と呆れて言っていたことが、実は非常に的確な処置だったことがわかり、一同、ひろ子さんに頭を下げて感謝したそうです。

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あなたを救う神と歩調を合わせ、今日もトコトコとあなたなりの歩みを続けて参りましょう。

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