今日のみ言葉【No.1809】(2018年 7月24日)「 ゆるされない罪(3)」
すなわち、自分の肉にまく者は、肉から滅びを刈り取り、霊にまく者は、霊から永遠のいのちを刈り取るであろう。
(ガラテヤ6:8)
——————
私の親戚に地下鉄関係者がおり、業務予定表ではあのサリン事件の翌日に霞ヶ関駅の担当となっていました。
彼は「一日違っていたら間違いなくあの時間にいたはずだ」と語ります。
事件を起こした犯人たちの裁判が結審し、刑が執行され、裁きが下されました。
もし彼らのうちの一人でも服役中に罪を悔い改め、キリストを信じたら、その罪はゆるされて天国に行けるのでしょうか?
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答は
「ゆるされる」
です。
ある方にとっては衝撃かも知れません。
しかし、前回までの復習をすれば、聖霊の導きを拒んでキリストの救いを受け入れないでいれば罪はゆるされない結果となりますが、罪がゆるされないケースはそれだけです。
キリストの十字架は全ての罪を赦す力を持っていますから、たとえ殺人犯であっても罪のゆるしは与えられます。
ただし、
「まちがってはいけない、神は侮られるようなかたではない。人は自分のまいたものを、刈り取ることになる」
(ガラテヤ6:7)
という御言葉があります。
生卵が床に落ちて割れ、黄身と白身が出てしまったら、どんなに悔い改めても元の卵に戻ることはありません。
人はこの世において自分がしたことの責任を果たさなければならないのです。
落ちた卵はきちんと掃除して捨て、その代償を払わなければなりません。
つまり、人に迷惑をかけたら謝り、弁償が必要な時は支払い、犯罪を犯したら刑に服することから逃れられないということです。
-*-*-*-*-*-*-
クリスチャンの過ちと赦しの関係はこうです。
まず、
「やらかした!」
「失敗した!」
とわかったら、すぐにイエス様の十字架の死を思い起こすことです。
どんなに後悔しても元通りにすることはできない現実というものがあります。
その自分の罪や過ちを贖い、ゆるすための十字架であったのだと信ずるのです。
その時、天の父なる神様は私たちに立ち上がる力を与えて下さいます。
次に、自分がしたことによって他人様が迷惑を被っている場合は、その方に神の導きと祝福があるように精一杯祈るのです。
これがキリストの十字架によって罪が赦されると信じる者の態度であり責任です。
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これで何でもなく事が収まる訳ではないことはあなたもおわかりでしょう。
当然その償いを果たさなければなりません。
先の御言葉のとおり、
「人は自分のまいたものを、刈り取ることになる」
(ガラテヤ6:7)
ということを神が行われるのです。
しかし、そうでありつつも、あなたが神の赦しを信じて事にあたっていると、その過程を通して一切の罪が赦され、神の恵みと祝福が与えられることがわかってきます。
あなたが霊的方向に向けば、霊の世界の応答が返ってくるからです。
「すなわち、自分の肉にまく者は、肉から滅びを刈り取り、霊にまく者は、霊から永遠のいのちを刈り取るであろう」
(ガラテヤ6:8)
このことをわずかでも信じる者には、その分、神の光が照らされます。
全面的に信じていけば、あなたを通してこの世が光に照らされていくという逆転劇が見られます。
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全国的に活躍しておられる牧師先生をお招きして、中高生のための特別伝道集会を開いた時のことです。
その先生は自分がどんなに嘘つきであったかを話し始めました。
その話の面白いこと!
不謹慎な話ながら、会場は爆笑に包まれました。
すると唐突にその先生が、
「僕と同じように嘘をついたり、お父さんお母さんをだましたことのある人、この中にいるだろう。手を上げてごらん」
と言うではありませんか。
すると、一人、二人、チラホラ手を上げる中高生がいます。
「ほら、やっぱりいる。他にもいるだろう、僕と同じ人が?」
と、犯罪者を取り締まるような態度ではなく、楽しい雰囲気でおっしゃるものですから、そこに集まったほぼ全員が手を上げました。
「なーんだ、やっぱりそうか!大丈夫、みんなイエス様を信じれば罪が赦されて僕と同じように救われるよ」
と、そこから本格的にキリストの福音の伝道説教となり、その集会で多くの中高生がイエス様を受け入れる決心をしました。
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あなたの過去は過去として厳然にそこに残っています。
しかし、十字架の赦しを信じて生きるとき、神はそれを神の器として用いて下さり、そのことがあったゆえに神の祝福がこの世に広がり、あなた自身もその祝福にあずかる人生が用意されているのです。
神のゆるしをしっかりと受け取る今日として参りましょう。
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