今日のみ言葉【No.1762】(2018年 5月26日)「 神の祝福を受けるための訓練『言葉を変える』(5)」

主にむかって歌え、主をほめ歌え。そのもろもろのくすしきみわざを語れ。
(歴代志上16:9)

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以前の御言葉メールで前向き肯定的Yさんの例を紹介したことがあります。

「Yさんが同級会に出席した時のことです。60代になり、話題はほとんど孫や年金のことだけだと彼女は感じました。そして話が盛り上がるのは健康の話。ただし、皆、あちらが悪い、こちらが痛い、先は短い…、という悲観的話題に終始しています。Yさんはそこで初めて口を開きました。『あら、私、人生は60代から花開くと思ってるよ。人生これからじゃない?』。その言葉に同級生一同、ビックリしたそうです」
(https://mikotoba.org/?p=1275)

このような方と一緒にいれば、自然と前向きになるように影響されることでしょう。

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前回のメールで、前向き肯定的言葉を使う人のそばにいて、その実体に触れることが言葉を変える最速の道だと申しましたが、

「そんな人は見つからない」

「私の周りにはモデルとなるべき人物は存在しない。みんな愚痴と弱音と否定的未来を語る人ばかりだ」

と思う方もいらっしゃるでしょう。

ではどうすれば前向き肯定的な人を見つけられるのでしょうか?

簡単です。

あなたが前向き肯定的言葉を使っていればよいのです。

そうすれば必ず良きモデルを見出します。

なぜなら、人は同じ言葉を話す人とだけコミュニケーションが取れるからです。

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たとえばこういうことです。

アメリカのロサンゼルスにいた時、日系人の教会の集まりがありました。

皆日本人の顔をしていますが、日本から来た人とアメリカで生まれ育った人とは言葉の点で違います。

日本語と英語の両方使えるバイリンガルではあっても、やはり英語のほうが得意です。

ですから、

「ほんと?まさか!」

と言うよりも、

“Really? You’re kidding!"

と言ったほうが楽なのです。

20〜30分もすれば、会場は日本語グループと英語グループの2つに分かれていました。

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この例でもうおわかりでしょう。

否定語を話す人たちは言葉が通じ合う否定的人を見つけ出し、

「やっぱりダメだよね」

というコミュニケーションをして理解し合うのです。

一方、肯定語を話す人たちは同じ肯定的人と話が合います。

「こうするとうまくいく」

「やれるところまでやってみましょう」

ですから、もしあなたが英語を話す人を見つけたいと思ったら、

「今日は天気がいいですね」

と言う代わりに

“It’s a beautiful day, isn’t it?"

と言い続けるのです。

そうすると、多くの人は何を言われているのかチンプンカンプンなので、せいぜい「バイバイ」と言って手を振って後はさよならですが、どこかで必ず

“Oh, yes. It’s a perfect day!"

と英語で返答する人が現れます。

つまり、あなたが、たとえたどたどしくとも、あるいは、たった一つしか言えないとしても、その肯定語を繰り返し使い、周囲から変人扱いされたとしても、前向き肯定語を使っていれば、やがて同じ言葉を使う肯定的人と出会い、その良きモデルを通してあなたの人生が変わっていくのです。

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今日からたった一つでいいです。

前向き肯定語を使い、繰り返し使っていきましょう。

そうすれば、神が遣わす人との出会いが待っています。

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※御言葉メールのスケジュールは、
 ・月曜と木曜…初級(入門講座)
 ・火曜と金曜…中級(マルコ福音書講解)
 ・水曜と土曜…上級(信仰生活の訓練)
となっております。