今日のみ言葉【No.778】(2014年 3月 5日)

わが神よ、この事のためにわたしを覚えてください。
(ネヘミヤ記:13:14)

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宮城交通のバスが高速道路で死亡事故を起こしました。

新聞の報道によると、バスの運転手は2月の休日が3日間しか取得できず、3日まで11日連続で勤務していたそうです。

会社はその理由を

「遠方に向かう受験生やスキー客の需要が高く、繁忙期だった」

と説明していますが、もし毎週1回の日曜日に休みをとれていたら…、と悔やまれます。

「安息日を覚えて、これを聖とせよ。六日のあいだ働いてあなたのすべてのわざをせよ。七日目はあなたの神、主の安息であるから、なんのわざをもしてはならない。」
(出エジプト記8-10)

神が安息日を守るよう命じておられるのは、私たちの祝福のためなのです。

ネヘミヤはこのことも含めて、様々な改革を推し進めました

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ネヘミヤはなぜ強硬に改革を進めたのでしょう?

それは、イスラエルの民が神に頼らず、この世の有力者に頼った末の結果として社会のあるべき姿が歪んでいたからです。

彼は、レビ人の待遇改善、安息日の徹底、雑婚の禁止を命じ、実行させました。

正しいことを当たり前のこととして実行させるのは、意外に困難なことです。

そこには今日の聖句の

「わが神よ、この事のためにわたしを覚えてください。」

という祈りを必要とします。

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安息日を守るという事だけでも実に工夫と準備を必要とします。

「日曜日は必ず休んで仕事をしない」

と決心したら、まずぶつかるのが生活の不安です。

お店を経営している方が日曜営業をやめたら、確実に今までより売上は減ります。他のお店に客を取られるかもしれません。

お勤めの方が日曜出勤を断ったら、今後の職場での立場や人間関係が悪くなるかもしれません。

10年、20年、30年という長い目で見たら、7日に1日休みをとっている方が健康を維持でき、トータルで有利だという事は頭ではわかります。

何より、神を第一とするという意志がはっきりとなり、生きる方向が明確に定められるので、この世の誘惑にさらされる危険が減り、道が逸れることがありません。

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しかし、理論を現実として生きるには祈りが必要です。

それも相当必死の祈りです。

「わが神よ、この事のためにわたしを覚えてください。」

神への堅い信頼なくして安易に進めると、必ず現実の分厚い壁にぶつかります。

「聖書に書いてある通りの御心なのになぜうまく行かないのだろう?」

そこで祈らされ、理論で進めるのではなく神への信頼で進んでいくのだ、と人は学ばされます。

現実の信仰生活は、そこからが本当のスタートラインなのです。

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何が出来たか出来なかったか、ではなく、神との間に祈りと信頼があるかどうかで判断しましょう。

神は私たちの祈りを喜び、ありのままの私たちの姿に働きかけようとされるお方だからです。

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