今日のみ言葉【No.1736】(2018年 4月21日)「 神の祝福を受けるための訓練(6)」

これらの事の後、神はアブラハムを試みて彼に言われた
(創世記22:1)

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現在この御言葉メールは、入門・講解・訓練の3コースでお送りしています。

初級・中級・上級という理解でもいいですし、小中学生・高校大学生・社会人というイメージでもいいと思います。

水曜と土曜はクリスチャンの訓練を内容とする上級コースですので、「高度だなあ」とか「そこまでやらなきゃいけないの…」とお感じになるかもしれません。

ご自分のレベルに合わせてお読み下さい。

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さて、訓練を受けた者はその成果を要求されます。

本物になったかどうか試されるのです。

「これらの事の後、神はアブラハムを試みて彼に言われた」
(創世記22:1)

アブラハムは、理不尽な理解しがたい命令を神から受けました。

「あなたの子、あなたの愛するひとり子イサクを連れてモリヤの地に行き、わたしが示す山で彼を燔祭としてささげなさい」
(創世記22:2)

もし初級コースの人がそんなことを言われたとしたら、

「それはひどいよねえ。そんなことってあるのかねえ」

と私はその人の気持ちを受け入れて十分に受容すると思います。

中級コースの人なら、

「そこにどんな意味があるのか、聖書を読んで神の御心を探っていきましょう」

と言うでしょう。

そして上級コースの人になら、

「『はい』と従うしかありませんね」

と言うでしょう。

神の試験は受けなければならないのです。

どんなに逃げて、延期に延期を重ねても、どこかで必ず受けさせられます。

アブラハムはどうだったでしょうか?

彼はすぐ従いました。

「アブラハムは朝はやく起きて、ろばにくらを置き、ふたりの若者と、その子イサクとを連れ、また燔祭のたきぎを割り、立って神が示された所に出かけた」
(創世記22:3)

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この上級コースの模範解答は全ての人に適用できるわけではありません。

何でも「はい、はい」と言うことを聞いていたのでは、悪意ある経営者に捕まり、ブラック企業で社畜化されるかもしれません。

アブラハムは幾度となく与えられた試練の中で、「この神様なら信頼できる」と信仰が養われたのです。

そして「イサクを捧げよ」という究極の試験に出で立ち、

「刃物を執ってその子を殺そう」
(創世記22:10)

としました。

しかしその直前に御使いが彼を止めます。

「わらべを手にかけてはならない。また何も彼にしてはならない。あなたの子、あなたのひとり子をさえ、わたしのために惜しまないので、あなたが神を恐れる者であることをわたしは今知った」
(創世記22:12)

アブラハムが神に従う信仰は100%の純粋なものであったことが示され、ここにおいて彼は神の試験に合格しました。

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従う者には祝福があります。

創世記22章の前半があまりにも衝撃的なので私たちは見落としがちですが、最後にポツンとリベカの存在が現れます。

「ベトエルの子はリベカであって、これら八人はミルカがアブラハムの兄弟ナホルに産んだのである」
(創世記22:23)

リベカとは、後にイサクの最愛の妻となったリベカです。

アブラハムの神への従順は、その時の彼への祝福だけでなく、後々の人々の祝福となるものでした。

神のご計画は深く、大きく、私たちの知らないところで着々と進められているのです。

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あなたが、今、神に従うことが、後に続く人々に大きな影響を与えます。

祝福の基として生きる選択をする今日として参りましょう。

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